営業職をしたくなかった。というか今もしたくない。そしてしたことない。作戦勝ち。
・営業がメインの会社に入ってしまった
という人にむけて書きました。
新卒で入った会社。営業バキバキの会社。8割もの社員が営業職。しかし僕は全く営業を経験せずに、ここまできた。
ずっと脱営業。管理部門、コーポレート部門、デスクに張り付きっぱなし。だって営業って大変そうだもん。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
営業マンになり損ねて、ここまで来た
営業メインの会社に入社してしまった
とんでもない間違いだとは思ってるんだけど、こんなゆとり剥き出しのメンタリティの僕なのに、営業がメインの会社に入ってしまった。
ここらへんは完全に自己分析不足。ほら、あるやん。就活生の時って、謎の自信あるやん。
「営業でばりばり稼いだるで!というかオレなら稼げるで!」という勘違いの無敵マインド。「根拠のない自信」は就活には邪魔。恋愛ではあるといいらしいとは聞くけど。
まぁ自信があるのはいいことではあるんだけど、その自信に呑み込まれてしまったんだから、手に負えない。
結果的に入った会社が、社員の8割が営業の会社。しかもめっちゃ体育会系。ちなみに僕は、中学・高校どちらも、部活は途中でやめてる。
不思議の国のアリス的な感じ。いやぁ迷いこみましたよねってなもの。
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体育会系の企業で、非体育会系の僕は働いている。あえて言おう、体育会系はくだらないと。
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営業をせずに逃げ切りに成功
深夜3時に家に帰る営業職の同期の話
結論から言うと、僕は新卒で入った会社を、5年間で辞める。うまいこといって、キャリアアップの転職を達成したんですね。
新卒で入った会社で、最初の配属で2割の管理部門・コーポレート部門に配属される。最初の配属で、首の皮一枚つながったって感じ。
そのままそこで仕事をして、同じ職種で業界を変えて転職。いやぁ、逃げ切ったよね。
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営業職のハード具合は、もちろん会社による。特に僕が新卒で入った会社が、エグかったってだけ。
同期の一人が秋卒業で、半年早い10月に入社し営業職へ。僕も含めた同期は、翌春の4月に入社。泊まり込みで新入社員研修に突入。
さぁ華麗なる社会人生活のスタートだ、テンションは弾む。その秋卒業の同期も研修には参加してる。でも明らかに様子がおかしい。
太ってるし、顔色悪い。髪の毛も後退している気がする。実際働いている感想を聞いてみる。
「先週は深夜3時に家に着く日があったよ」と、遠い目をして言われる。
北斗の拳で、「今日より明日なんじゃ」って息を引き取る前に、名言を残したおじさんの表情を想起させる。
「営業だけはイヤだ」というマインドが叶う
シンジくんは逃げてはいけないとは言うものの、それはやはり無理。社会人になった日に、深夜3時に家に帰った同期が、身近にいてみな?
新入社員研修の最後に全員の配属が発表される。とにかくこの期間は気が気ではなかった。
「営業だけはイヤだ」、「営業で深夜まで働くのはごめんだ」、この感情がひたすら脳内をループ。ハリーポッターが「スリザリンはごめんでやんす」ってなってるのと同じ。
その願いが通じたのか、結果的には僕は管理部門・コーポレート部門に配属。耐えた。
まぁただあの同期がいなかったら、たぶん営業に対してのネガティブマインドもなくて、今頃営業職だったかもしれない。
人生とはなんとも不確実なものだ。ものすごい雑なまとめ。
営業とは、かくもハードなものである
営業マンは今日もシノギを削ってる
営業職というのは、いつの時代も人気ポジション。この事実は揺るぎない。ただ僕が敬遠しているだけ。
どの会社でも営業マンはいる。というよりも、全てのビジネスにおいて、営業は基本中の基本。一丁目一番地。
仕事の王道といえば、営業。「モノを売る」という商売の原則に、ひたすら忠義を尽くす。営業マンは現代のサムライなのである。
ただ業界によっても、営業の役割は変わってくる。メーカーの営業は、まだ比較的しんどくないと思う。
なぜなら自社商品があるから。売るべき物が固定されていることでデメリットもあるけど、メリットも大きい。ライバルは少ない。
しかし商社や証券会社や保険会社など、自社商品がない場合はかなり大変。「誰から買っても一緒やん」、これが発生する。
なぜその人から買うのか。その人がいると何が違うのか。誰が売っても同じだけど、「その人から買いたい」というマインドにしてもらわないといけない。
こうなってくると、人としてのトータルの勝負になる。話していて楽しい、信頼できる、面白い、こんな人でないと勝てない。売るモノの知識があるのは大前提、それ以外の勝負。
営業マンはとにかく大変
僕は営業をしたことはない。しかしもともといた会社は、バキバキの営業会社。業界内外から「え!?あの会社の営業ってヤバいって聞くけど」と何度も言われたことがあるような会社。
同期や先輩から、営業エピソードはうんざりするほど聞いてきた。僕の上司もほぼ全員、もともとは営業マンだった。
- 飲み会、接待
- ゴルフ
- 客先訪問
この3つは基本。ここをどれだけ研ぎ澄ませるか、ここにかかってるらしい。
「ゴルフはスコアで110以下を切れ、接待する最低ラインな」と、営業の先輩は言ってた。売れっ子の営業マンは、ほぼ毎週末はお客さんと芝の上に立ってた。
営業の同期は仕事終わりに、打ちっぱなしに行ったり、レッスンに通ってた。もちろん自費。
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会社について、朝トイレへ。すると閉まっている個室の中から、「ゲロゲロゲロ、おええええ」という声が聞こえてくる。僕の会社ではあるある。
営業マンは数字を求められる。とにかくノルマ。数字さえあげれば正義。どれだけ良い人でも、売上が立ってない人は賊軍。
ゴルフして、二日酔いになるまで飲んで、とにかくがむしゃらに数字を取る。凄まじいまでの執念。僕にはマネできない。
ちなみに僕の元営業でトップセールスだった僕の上司。ゴルフ、飲み会なんて当たり前。
休日にお客さんの家に出向いて、息子の中学受験の勉強を教えてあげていたらしい。他のお客さんの親が亡くなられた際は、通夜や葬式を取り行う手伝いもしたらしい。
営業マンになりたくない人へ
PCスキルをとにかく底上げする
オレは関西生まれ、ゆとり育ち、営業したくない奴はだいたい友達。だったらPCスキルを上げたほうがいい。
もちろん営業マンもパソコンを使う。というか現代社会のサラリーマンの仕事において、パソコンを使わないものはほぼない。
だけどレベル差は存在する。営業マンの人たちは、実際に足を運びパソコンで作業する時間は相対的に少ない。
それ以外の部署であれば、パソコンに触れる時間は長い。ここで差をつけるしかない。営業スキルを視野に入れていないのであれば、PCスキルに全振りする。
営業したくないです、でもパソコン使えません。ExcelでVLOOKUPできません。ピポットってバスケの話ですか?
終わり。エンド。fin。こんな人は生き残れない。プログラミングとかまではできる必要ないけど、ワードやエクセルやパワーポイントは思い通りに使えないといけない。
営業をしたくないなら、職場の周りの人よりも、パソコンに親しむべき。そうしないと「営業に行けなかった奴」と見られるかもしれない。
参考資料として、メン獄さんが書かれている「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」がおすすめ。読み物として単純に面白い。新入社員だった自分に読ませてあげたい。
コンサルでない人でも、かなり役に立つ。これを読んでみると、PCスキルができないことには、会社に居場所がなくなることが分かる。
うん、おもろい。おもろすぎる。カイリキーでもない限り、腕は惜しい。
とにかく「やっている感」を演出する
営業マンではないポジション。絶対に意識しておいた方が良いことがある。それは演技。
特に管理部門においては、数字で判断しづらい。数字を上げれば正義な営業とはここが大きく違う。
経理の人がなんとか決算書を完成させても、数字ではジャッジできない。システム部の人が新しいシステムを社内に導入しても、効果は検証しづらい。
活躍している感。組織に貢献している感。「こいつはちゃんと仕事している奴」というレッテルをいかに貼ってもらえるか。営業マンでない人はここが重要。
例えば以下のことをやってみる。
- こまめに報・連・相をする
リモートワークも当たり前になってきたので、より細かく存在感を出す - 発信を怖れない
部や課が全員いるアドレスやチャットに、情報共有(時事ネタなどなんでもOK)の発信をする - 存在感を出す
会議で発言をするなど、とにかくいることをアピール
分かる。面倒くさい。精神的にもちょっとハードルはある。しかし営業職になって、休日に客先とゴルフに行くよりかは、きっとマシ。
営業をせずに生きていく
営業はプライベートがなくなりそう
あくまで偏見だし会社にもよると思うけど、営業マンは仕事とプライベートの両立は難しそう。
特に僕なんかはプライベートを充実させるために、仕事をしているようなもの。「人生の3分の1は仕事をしている」という言葉を聞くと、
って思ってしまう。
社会人になって感じたけど、会社の飲み会は面白くない。もちろん楽しい飲み会もあるけど、ならしてみると飲み会は基本的につまらない。
上司や目上の人がいると、その人たちの話を聞くだけ。若い頃の武勇伝や、仕事論、おまけに軽い説教まで聞くハメになる。
社内の人間関係でこれなので、客先の人と飲むなんて、つまらないに決まってる。絶対に行きたくない。
と思う人とは、極力仕事でも接点を持ちたくない。飲み会で一緒になりたくない。ワガママなのは分かってる。
営業の打診を断って、今ここにいる
管理部門が縮小され、営業へ!?
実は僕も新卒で入った、営業メインのブラック企業で、営業になる機会はあった。
管理部門を縮小し、もっと営業マンを増やす。そういうなんとも人類脳筋計画が、経営陣で発動。
その余波を受けて、僕も人事部長と面談。「営業とかどうだ?」と打診を受ける。
と思ってくれた人もいるかもしれないけど、そんなことはない。
僕はとにかく新卒で入った会社は合わなかった。馴染めなかったのだ。やることをやっていても、全く評価されなかった。
今から思うとその会社にも問題があった。会社でブイブイいわしてて、とにかく僕に高圧的に接してくる先輩がいた。
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とにかく僕は配属された管理部門の部署で、全く評価をされていなかった。そこで白羽の矢が立ってしまったと。
営業から逃げて生きていく
打診を受けた時の僕の回答。ゆとり世代。表立って人に強く言えない。基本はYesマンなんだけど、ここはNOと強く反発。
結局営業にはならなかったものの、同じタイミングで面談を受けた人は、ことごとく営業へ。
この思いや、他のもろもろの状況も重なり転職活動を開始。職種を変えずに、業界を変えて転職成功。
結果的には上手くいった。イヤだったら逃げても、なんとかなった。営業をしないで生きていく。きっとあなたにもできる。
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まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 営業メインの会社に入ったけど、なんとか営業せずに会社を抜け出した
- 営業でない人は、とにかく「仕事をやっている感」を演出する
- 営業は飲み会やゴルフで、プライベートがなくなる確率が高い
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!