人生でチャンスは意外とある。というか意外とあった。ただ自分が取りこぼしていただけ。
・人生の幅をもっと広げたい
という人にむけて書きました。
やるべきことはシンプル。以下の3つだけ。
可能性を楽しむために
- コストが1万円以下、工数が5時間以下なら、とにかくトライする
- 誰かを巻き込んでみる
- 未経験のことであれば、優先的にやってみる
人生はすぐには変わらない。M-1で優勝するとか、EXILEのオーディションに受かるとか、それ級のイベントでもないと無理。
ただ「可能性を楽しむ」というマインドは、長い目で見るときっと人生を変えうる。
チャンスは身近にあるんだけど
可能性はあるものの、チャレンジできていない
しばしば耳にするけど、チャンスの女神は前髪だけしかない。ちなみに僕の父はハゲてて、前髪も後ろ髪もない。俺の親父の方がハードコア。
チャンスの女神は、後頭部を強めに刈り上げてる。推測だけど、めっちゃ気が強いタイプだと思う。
人生を振り返ってみると、チャンスって意外とあった気がする。でもそのチャンスを見送ってしまってた気もする。
このように思った経験は絶対に誰でもある。小田和正なテンション。
- ブログに興味はずっとあったから、もっと早く始めておけば良かった
- 日本語ラップのバトルに出てみたかった
- 大学生の長期休みにもっと海外旅行に行っておけば良かった
2秒考えただけでも、3つも出てきた。書こうと思ったら、無限に書ける。
それほど見逃し三振をしてきた自信がある。え、でも、僕だけじゃないよね?あなたもきっとそうだよね、、、?
やるか、やらないか、どちらを選ぶか
映画「マトリックス」で、赤と青の錠剤を選ぶシーンがある。人生は選択の連続だ。毎日錠剤を選んで飲んでる。
僕の好きな映画「ロッキー」。うだつの上がらないボクサーが一念発起し、トレーニングを重ね、チャンピオンに挑む話。
映画解説者の荻昌弘さんが、「ロッキー」を以下のように語ってた。
「これは、人生するか・しないかというその分かれ道で、「する」という方を選んだ、勇気ある人々の物語です。」、そう、そうやねん。
毎回頭が下がる。チャンスはある。可能性もある。でも芋を引いてしまう。こんな自分とはもうさよならしたい。
可能性を楽しむ人生でありたい
「成瀬は天下を取りにいく」に学ぶ
滋賀県在住の女子高生が主人公
最近読んで面白かった小説「成瀬は天下を取りにいく」。
違う。滋賀県に住み、滋賀県の高校に通う、女子高生の成瀬が主人公。
もしかしてと思って、本の帯を見たら、やはり西川貴教が帯にコメントを書いていた。僕の中での滋賀のイメージは、完全に琵琶湖とT.M.Revolution。
他の滋賀出身タレントは、歯牙にもかけない。まさにそんな感じ。ちなみに「こんなに「滋賀滋賀」してていいんですか?」ってコメントだった。
とにかくこの小説が面白い。というかこの小説を読んで、「おおお!」となったから、この記事を書いているくらいの熱量。
成瀬はとにかくバイタリティがある
何が良いかって、とにかくこの主人公の成瀬にはバイタリティがある。めっちゃどうでも良いけど、この成瀬という苗字呼びがいい。
いかにも女の子って感じの「下の名前+ちゃん」呼びでもない。「ゆき」だから「ゆきりん」みたいな、アイドルめかしたニックネームでもない。
引かない。媚びない。顧みない。とにかく自分の好奇心と信念がおもむくままに行動してる。
成瀬。ただ成瀬。性別を超越した、常識に囚われない人。一人はいたよね、あの完全上位互換がこの成瀬。なくて七癖。
可能性に賭けなくたっていい、楽しめ
成瀬は素人なのに、M-1にエントリーした
この小説「成瀬は天下を取りにいく」は短編集。主人公成瀬が出てくる短編が6つ載ってる。
そしてどの話でも毎回、成瀬はチャレンジをする。ただ「前人未到のチャレンジ」はひとつもない。「誰でもやろうと思ったらできる」レベルのチャレンジ。
これでこんなにも心が動くってことは、僕らがいかにチャレンジできていないかが分かるってもの。
- 滋賀県大津市にあるデパート西武大津店が8月末に閉店、閉店前の1ヶ月間朝の番組が中継することになるが、そこに全部映り込む
- 同級生を誘って、M-1グランプリに出場する
- 「人間の髪は1ヶ月に1センチ伸びる」と聞き、検証するために坊主にする(高校入学初日)
- マンガ「ちはやふる」を読んで、かるた部に入り、全国大会に出る
個人的に印象に残ったのを書いたけど、他にもまだまだある。
言われてみれば、そこまで難易度の高いものじゃない。やろうと思ったら、できるものもある。髪の毛もすぐに坊主にはできる。特別なスキルなんてなにもいらない。
でも僕らはしない。素人でもM-1に出場できるのは知ってるけど、出ることはない。自分が尻込みしているものを、さらっとやってのけられると感動してしまう。
「可能性に賭ける」と考えると、ちょっと重たい
本の帯には色々な人が推薦文を書いてる。さっきの西川貴教もその一人。個人的に一番好きだった、推薦文が作家である柚木麻子さんのもの。
良い。良いね。可能性に賭けるってよく言うけど、確かにこれはちょっとプレッシャーあるよね。なにがしかの結果を出さないといけない気がする。
パチンコ打って、7と7が出てて、もう一個の7が出るのを待っているような緊張感がある。パチンコ行ったことないけど。
そうじゃない。楽しむ。楽しめば良いんだ、可能性を。結果じゃない。可能性を楽しむ過程にこそ、価値があるのかもしれない。
可能性を楽しむために、僕らにできること
自分でルールを決めてしまう
TOTOのウォシュレットのメイキャッチコピー「おしりだって、洗ってほしい」。
どうすればもっと可能性を楽しむことができるようになるのか。畢竟、どうすれば、可能性に触れる抵抗感を減らせるのか。
すべきことは3つあります。この3つさえ守れば、すぐに可能性を楽しむ人生へ、様が変わりすること間違いなし。
可能性を楽しむために
- コストが1万円以下、工数が5時間以下なら、とにかくトライする
- 誰かを巻き込んでみる
- 未経験のことであれば、優先的にやってみる
可能性を楽しむだけ、気軽にやるって感覚がちょうど良いはず。
コストが1万円以下、工数が5時間以下なら、とにかくトライする
ひとつ基準を設けておきます。
- コストが1万円以下
- 工数が5時間以下
このどちらかを満たしているなら、その可能性を楽しんでみるべき。もちろんひとつの目安。「コストが1,000円以下」でも、「工数が1時間以下」でも、問題なし。
「可能性」と書くと、ちょっと括りが広すぎる。それぞれの人の中で、認識が絶対にズレるはず。
気になってるあの子に始めてメッセージを送ってみる。経営している会社を、大手企業にバイアウトする。
どちらも可能性。可能性ではあるものの、同じ定規では測れない。だからまずは気軽に楽しめる可能性の範囲を定義しておきたい。
コスト1万円以下。工数5時間以内。これをまずは、「楽しめる可能性」とする。休みの日の半日で収まるボリューム感。
- ヨガ
ヨガマットを買っても1万円以内 - YouTuberデビュー
スマホがあればすぐにできる、動画投稿もすぐできる - ブロガーデビュー
スマホでもPCでも、すぐにデビューできる - クラブに行ってみる
ドリンク代は1,000円以内 - 筋トレを始める
公営のジムに行けば、1,000円以内で、数時間で済む - 髪型を変える
- 「あの店」の料理を作ってみる
レシピは探せば意外と出てくる - 転職活動をしてみる
人材会社に登録→エージェントと会話、ここまでしても5時間以内
他にもめっちゃある。休日の半日。ここだけでも、眠っている可能性は計り知れない。
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YouTuberになるには、1時間あれば十分。必要なのは最低限の機材だけ。
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誰かを巻き込んでみる
興味はあるけど、一人じゃ難しい。クラブに行くとか、気になってた飲食店に入るとか。
ありますよね。こういう時は、誰かを巻き込みましょう。成瀬のM-1しかり。一人じゃできない。R-1になってしまう。
これだけでOK。断られたら、他の人を誘う。もし誰も参加してくれないなら、見送りでOK。何かが減るわけではない。
「世界の心理学者が研究していること」という本に、「運動習慣をつけたいなら、人を誘ってから」という教えがありました。
これは運動によらずですが、何かを始めるには、誰かを誘ってみるのが一番であると書かれています。
イギリスで行われた実験。健康増進プログラムで、半分のグループには一緒にやってくれる人をまず見つけていました。
かたやもう半分のグループには、個人で参加してもらうように案内をしました。結果から言うと、一緒に取り組むメンバーがいる方が、長続きしたんですね。
一人でするとサボってしまう。もしくは「やる!」と決めていても、いざその日になるとやる気がなくなる。
だから一緒に可能性を楽しんでくれる誰かを探してみましょう。チャレンジするハードルが少し下がるかもしれません。
未経験のことであれば、優先的にやってみる
人は変化を嫌う生き物です。意識していないと、同じことばかりを繰り返してしまう。
未経験のことを優先的に行う。このマインドセットが大事。「めちゃくちゃ効果がある、やり慣れたこと」よりも、「効果のほどは分からない、未経験のこと」を重視すべき。
やり慣れたことの中にも、もちろん可能性はあります。しかし砂金探しみたいなもので、もう一回さらってみたところで、見つかる確率は低め。
だったら新しい狩場に行こうぜ。漁場に挑もうぜ。ゴールドラッシュを狙おうぜ。
なんでも良い。犯罪以外なら、人に危害を加えない限りは、なんでも良い。
もちろん極論言ってる。でもこれくらいに思っておかないと、未経験の可能性を楽しめない。この言葉をあなたの腰にタトゥーとして彫っておいてほしい。
運動、食品、映画、マンガ、音楽、旅行、アクティビティ、誰かとのコミュニケーション。ジャンル不問、やったことのないことをする。
人生はすぐに変わらないけれど
一夜で人生は逆転しない
シンデレラストーリーなんて言うけど、あんなの激レア。ツチノコ。A○女優の中から、処◯を探すくらい難しい。
それこそM-1グランプリで優勝するとか、EXILEのオーディションに受かるとか。そんなレベル。
EXILEって昔に比べたら、今はそんなに売れてないのかな。だったらもうM-1しかないわ。あとはゴッドタレントとかかな。
一夜にして、人生が変わるなんてことはない。大きなチャンスを掴んでも、そのまま一生は走り抜けれない。
可能性を楽しむマインドは人生を変える
可能性を掴む。チャンスをものにする。もちろん状況は好転する。ただ人生そのものは変わらない。
しかし可能性を楽しむというマインドは人生を変えうる。ここが重要。
どの大学に行ったかで人生は決まらない。でもその大学に向けて、一生懸命努力した経験は、人生を変えうる。これと似た感じ。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 世の中の人は多くの可能性を見落としている
- コストが1万円以下、工数が5時間以下なら、とにかくトライする
- 可能性を楽しむマインドは人生を変える
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!