旅行

【香港・マカオ】アラサー版、深夜特急。人生で一番エモい旅行に。

2024年11月15日

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー、資産3,000万円達成|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|

長年の夢だった、香港旅行に行った。沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだのは、8年前。

 

新卒で入った会社で、2週間泊まり込みの研修があり、同じ部屋になった同期と仲良くなった。その同期からもらったのが、「深夜特急」。

 

幼稚園、高校と香港で過ごした同期と、「いつか香港に行こうぜ」と約束した。その約束を8年越しに果たしたのだ。エモいって。

 

 

 

香港はいつか行きたい国だった

香港の特徴

 

 

香港。ほんこん。芸人じゃない、コンビ名130Rではない。「香ばしいよね、港区の女子ってw」、略して香港とかじゃない。

 

中国の特別行政区の、あの香港である。香港の特徴はこんな感じ。

 

  • 面積1,110km^2
    日本で一番小さい県である香川県ですら、1876km^2
  • 人口は700万人超
    人口密度は東京都よりも上
  • 住んでいる日本人の数は6,000人程度
    10〜20年前に比べて、1/3以下になってるらしい
  • 物価の高さは世界一
    ニューヨークよりも物価が高い、スタバの普通のコーヒーが一杯900〜1,000円
  • 通貨は香港ドル
    1香港ドル=約20円、10年近く前は約15円だったらしい、円安わっしょい

 

香港の平均年齢は47歳、日本とほぼ同じ。というか香港は日本と、かなり似通っているところがある。

 

香港はすでに行き切った国。すでに成熟が終わり、衰退の足音が聞こえている、そんなちょっとエモい国。

 

高度成長期を経て、ちょっとずつパワーを失い、少子高齢化に悩む日本の姿に重なる。

 

香港旅行は、終始エモい

香港はいつか行きたいに国だった

 

 

「エモい」って言葉を使うことには抵抗感がある。物書きの端くれとして、安易に流行り言葉に飛びつきたくない。そんなプライドが邪魔をする。

 

今回僕は友人と、香港に旅行に行った。その友人は新卒で入った会社の同期。その同期の付き合いは、新入社員研修に遡る。

 

新入社員研修は、とある施設に同期全員が約1ヶ月間も寝泊まりをするというものだった。相部屋で、一部屋に4人。その同期とは、何回か同じ部屋になった。

 

僕はその当時、頭が狂うくらいに映画が好きだった。まぁ今でも好きなんだけど。

 

その同期も僕に負けず劣らず映画が好きだった。初めて自分以外で、宇多丸の映画評を聴いている人間に出会った。

 

「気が合いそうだから、この本やるよ」、研修も終わりに差し掛かった頃に、そいつは僕に一冊の本をくれた。

 

沢木耕太郎の「深夜特急1 香港・マカオ」だった。研修が終わって、実家に帰る新幹線で読んだ。読んだ。読み耽った。めちゃくちゃおもしれぇ。

 

タイトルから見ても分かるように、1以降もある。6まで続きがあり、その後に全て買って読んだ。全部面白いけど、特にこの1が最高傑作。

 

この小説は、バックパッカーのバイブルとして今も名高い。読むととにかく旅に出たくなる。特に1970年代の香港の熱や喧騒は、僕にとってたまらなく魅力的だった。

 

「深夜特急」を読んで、香港に行きたくならない奴はいない

 

 

そしてここには、とある裏ドラも乗ってくる。なんとそいつは幼少期と、高校時代を香港で過ごしていたのだ。

 

そこからそいつと僕はずっと友人だった。一緒に映画も見たし、国内旅行も行った。「スパイダーマン ノーウェイホーム」も一緒に劇場で観た。

 

たまにどちらからともなく「いつか一緒に香港行こうぜ」というセリフが出た。深夜特急を読んだ後に、感想を伝えると、「いつか香港を案内してやるよ」とそいつは言った。

 

初めて出会ったのが7~8年前。やっと先日、そいつと香港に行った。行ったんだ。

 

いや、これ、「エモい」以外の表現は無理じゃね?

 

僕の友達
激エモ

 

マカオ

朝一で香港からバスでマカオへ

 

 

今回の旅行は2泊3日だった。金曜日の夜のフライトで、香港へ。深夜の空港で時間を過ごす。

 

香港発のフライト用なのか、セントレアでフライトを待つ間に食べたこの牛丼は、1,380円。「生娘シャブ漬け」発言をした吉野家が、まだまだ紳士的にすら見える。なめやがって。

 

土・日と過ごし、月曜日のフライトで帰国。そして土曜日のAMは、まずはマカオに行った。午前中のみの行動、ノーギャンブル。

 

香港までは飛行機で4〜5時間。20時台のフライトで、日が変わる前に香港へ。友人は違う空港を利用し、2時間程度後に到着。

 

異国の空港で待ち合わせ。うーん、エモい。西野カナにこのワードだけ与えたら、たぶん一曲できあがりそう。

 

 

空港内は比較的キレイ。僕と同じように空港で寝泊まりをしている人もちらほら。ここで大人しく寝ておく。

 

友人が到着する時間に起きて、合流しちょっと会話をして眠る。朝6時ごろに起きる。この時点でまだ入国はしていない。

 

朝になり店も開き始める。香港にきて初めての食事。こんな朝食で約1,000円。高い気もする。

 

 

 

実はこの時期に特別サービスがあった。空港から無料で、マカオに行くバスが出ていたのだ。そのバスのチケットをもらい、バスの発車する8時半ごろまで待機。

 

なんやかんや10時間くらい、空港で時間を潰していた。大学生時代の金なし旅行を思い出す。安いチケットを買ったばっかりに、乗り継ぎ便を待つために空港で半日過ごすなんてザラだった。エモい。

 

 

マカオの中心地にて、半日滞在

 

 

バスに乗り、マカオの中心地へ。観光客が多く、活気を見せてた。セナド広場。モザイクの石畳が美しい。実家の玄関もこれだと良いのに。

 

裏には仁慈堂、1569年にキリスト教の事前福祉施設として設立された。とにかく歴史がある。

 

 

マカオのマクドナルド。遊戯王×サンリオという、悟空とベジータのポタラであるベジットくらい、協力なタッグ商品を発見。シナモンとポチャッコが可愛い。

 

朝も早くあまり飲食店が空いていない。海外で食べるマクドはマクドは美味しい。

 

 

こちらは聖ドミニコ協会。なんともファンシーな教会。長崎にもありそう。

 

 

ここが香港で一番の名所。壁。聖ポール天主堂跡で、1800年代に火災に見舞われ、この壁だけ残ったらしい。

 

分かんないけど、頭文字に「聖」つけがち。全盛期のKAT-TUNが香港ライブしたら、聖田中聖とかになりそう。ドープなライムで泣き出す修道女ちゃん。

 

まさに、街とその不確かな壁。かつては「ローマ以東で最も美しい教会」と評されてこともあったのだそう。美しいものって儚いのね。

 

 

一部だけ残った壁を見ると、どうしてもガッシュのウォンレイを思い出す。初めて読んだ中学校の時の記憶が蘇る。ここでもエモい。

 

 

過去の写真も展示されている。1875年が最古だったけど、この時点でもかなりキテる。

 

 

何をどう変換したら、「澳門」をマカオと読むのか分からない。この聖ポール天主堂跡の一番近い店がユニクロ。柳井正はめちゃくちゃすごい。

 

 

ちなみに香港とマカオはなぜかジブリへの熱がスゴい。なんとNetflixで過去のジブリ作品が観れる。日本にはないサービス。

 

しかもユニクロで日本では見ないジブリとの限定コラボ商品が売っていた。調べると東南アジア限定らしい。んもぅ、はやおのイジワル!

 

香港(Day1)

マカオ→香港 by フェリー

 

 

マカオから香港へフェリーで移動。この時点で昼過ぎくらい。マカオに行きながらギャンブルをしない、なんともクリーンな旅。

 

ただここで問題が起こる。フェリー乗り場に辿り着くのが激ムズ。中心地からバスに乗るも、全然違う場所で終点。

 

どのバスに乗ったら良いんだと友人と迷う。バスターミナルで働いている人に聞いてもつれない対応。なんとか正しいバス停を見つけそこに並ぶ。

 

マカオのバスはお釣りが出ない。小銭が2枚足りず、仕方ないと話していた。正しいバスに乗っていれば、足りるくらいにしか崩していない。なんともついてない。

 

ところがその空気を察してか、一緒のバス停で並んでいた女性が、近づいてきて小銭を差し出してくれた。絶妙に不足分で、気の毒に思ってか、カンパしてくれたのだった。

 

めっちゃ良い人、好き、幸あれ。仕事に向かう感じだったけど、職場で気になってたイケメンの先輩に「なぁ、今日の晩に一緒に夜景の見えるバーに行かないか?」って誘われるくらいのラッキーがあってほしい。

 

ということでなんか結果オーライな感じで、フェリーに乗り香港へ。マカオから香港はフェリーは一時間程度だった。ただ台風が近く、今まで乗った船史上最も揺れた。

 

はじめの一歩の主人公の一歩が、釣り船屋の仕事で足腰が鍛えられたってのがマジで分かる。立てない。大人しく座って、香港へ入国。

 

香港はとにかく都会

Time is money がモットー

 

 

香港はとにかく建物が多い。人口密度が東京を越えているのも頷ける。人が多いし、ビルディングがデカい。日本のタワマンなんてメじゃない。

 

そして香港の移動は、地下鉄、チンチン電車に近いトラム、バス、フェリーに大きくは分かれる。香港は島が分かれているので、フェリーか地下鉄で移動する。

 

公共交通機関はオクトパスカードというICカードを利用する。お金をチャージしておけばコンビニでも使える。スパイダーマン2を思い出すけど、優れモノのカード。

 

「Suicaみたいな感じやね」と言うと、「香港が世界初やねん、これを日本が取り入れてSuicaになってんで」とのこと。香港おそるべし。

 

そしてこれらの移動手段は値段差がある。フェリー、トラム、バス、地下鉄、この順番で高くなる。日本だと地下鉄よりもフェリーの方が高くなりそうなので、ちょっと違和感がある。

 

ただこれは香港人の気質によるらしい。香港は徹底した資本主義かつ合理主義。「Time is money」がモットーなんだそう。早く移動できるほど金を出す、遅いなら安くあれ、ってスタンス。

 

 

そして地下鉄の広告で、この旅行中になんとあのハービー・ハンコックが香港でライブすることを知る。

 

スゴい、レジェンドじゃないか。アルバム1枚しか聴いたことないけど。「え、ハンコック?メロメロの実だっけ?」という友人に、優しく教え諭す。

 

地下鉄では広告は面白い、ただ当たり前だけど、風景は皆無。ずっと壁。

 

風景がキレイとか、移動途中に情緒があるなんて二の次。フェリーの船旅は楽しいけど、遅いから安い。特に急いでもない観光客にはありがたい話。

 

ホテルは一泊一万円と意外とお手頃

 

 

そんなこんなで泊まるホテルに移動。ビルがまるまるレゴのショップになっている建物もある。遊び心もあるのねとちょっと安堵。

 

泊まるホテルはかなり高層だった。21階で一泊1万円強。意外とお手頃。昨年に金沢に旅行に行った際に、アパホテルで1万円だったのをふと思い出す。

 

 

ホテルから見える景色も荘厳。ホテルの隣に九龍公園が広がる。九龍って名前がカッコいい。イケてる中華圏って漢字がビンビンする。

 

朝に歩いてみたら、太極拳をしている集団を発見した。マイ・インターンのOPみたいな感じ。少林サッカーも始まりそう。

 

 

ホテルに入り、荷物を下ろす。そろそろ夕食どきになる。「おれが高校生の時に住んでたあたりに行こう、よく行ってた店で一緒に坦々麺食おうぜ」という、エモ偏差値が開成高校レベルの提案。

 

そこから地下鉄で移動。香港はとにかくコンパクト。駅数で見たら離れているものの、乗るとすぐに移動できる。大阪の難波から、本町に行くくらいの時間。

 

友人が昔に住んでいた近所に移動

 

 

海の近くの住宅街。フェリーを模したイオンを発見。開店まで時間があるので、近くにあったハーゲンダッツの店でアイスを食べる。

 

物価高の香港、ハーゲンダッツ、混ぜるな危険。コーンのアイスで1,200円くらいした。日本のマクドで、ハンバーガー60円くらいの時期もあったなと、どこか懐かしい。

 

 

そして友人が高校時代によく食べていたという坦々麺を一緒に食べる。めちゃくちゃ美味い。後々確信に変わるんだけど、香港は料理が、総じて美味しい。

 

ガチの中華って日本人の舌に合わない気がしていたけど、いい意味で裏切られる。ベストオブ坦々麺。

 

そこから海沿いを歩いてホテルまで帰る。「昔住んでたマンションが近くなんだ」と言うことで、友人につれられて歩く。うーん、エモすぎて胸焼けしそう。

 

 

これ。友人が高校時代に住んでたマンション。バキバキの高層マンション。エモさも消し飛ぶ。急に現実に戻る。

 

過去の思い出に、巨大な資本が垣間見えると、エモさよりも戸惑いが勝つ。新たな発見。

 

香港の夜とブルース・リー

 

 

海沿いを歩いて帰る。とにかく街全体が発光している。広告の明かりが夜景を作り出しているのは、アジア特有の文化かもしれない。

 

ただ広告を見ていると、日本企業はほぼない。パナソニックがちょっとあったかそれくらい。友人によると昔は、東芝や日本のメガバンクの広告ばかりだったらしい。

 

こういう瑣末な部分でも、日本の衰退を感じる。海外に来ると、日本を客観的に見れてしまう。

 

 

ホテルに帰る際に、今回の旅の目的のひとつであるブルース・リーの像を発見。これだ、これが見たかった。

 

僕も友人もブルース・リーの大ファン。神様よりもブルース・リーは偉い。キリストは復活まで3日を要した。しかしブルース・リーは、やられてもすぐさま立ち上がる。

 

どちらが強いか、そんなの一目瞭然。漢字名も、李小龍。カッコよすぎる。「小籠包?」って思った人には、正中線に三段付き。

 

10年来の僕の心の師匠である。感極ってる僕に、友人はブルース・リーの豆知識を教えてくれた。ブルース・リーの家の跡地は、現在ラブホテルになってるらしい。

 

うーん、エモい。小龍のミニリュウが、今日も香港で産声を上げてるはず。

 

香港(Day2)

香港島を散策

日曜日は通りに人が多い

 

 

2日目の日曜日。快晴。朝から香港島へ移動。何気なく目をやった場所さえも絵になる。

 

香港で適当に写真撮って、繋ぎ合わせるだけでも、新作のiPhoneのCMができそう。ショッピングモールの一階にあるカフェでモーニングを食べる。

 

 

窓から見えるところに大きな広場があり、とにかく人が集まってる。というか日曜日の香港は、街角や路上にとにかく人が多い。

 

晴れてるし、外出気分なのかなと思っていたけど、これにも理由があった。香港は住み込みで働いている、家事手伝いの人が多くいる。

 

ただ日曜日はその雇用主の一家が、「日曜日は家族で過ごすから、めんご」って感じで、家から追い出すらしい。ということでその人たちは、外に出ざるを得ない。

 

ただ見ていると、そこもそこでコミュニティがあり、一緒に飯食ったり、トランプをしたりしてそれなりに楽しそうだった。

 

あと銀行の前にも長蛇の列ができていた。家事手伝いの人は他国から出稼ぎに来ている場合も多く、本国の家族に仕送りをしているらしい。

 

こういうのを安易に、「香港の闇」と言うと、品がない気もする。ただそうやって、香港の経済は動いてるっぽい。

 

トラムは、ゆりかもめくらい楽しい

 

 

そこからトラムという、二階建のちんちん電車に乗って移動。これが楽しい。ただ駅が多くてしょっちゅう泊まる。

 

地下鉄よりは時間はかかるけど、風情がある。お台場のゆりかもめと似た楽しさ。香港の街を縫って進むんだけど、人通りはやはり多い。

 

ベトナムやマレーシアと異なり、バイクや自転車移動の人はあまり見ない。国が熟れたら、公共交通機関か、4輪での移動になるんだろうか。

 

あとマクドナルドがとにかく多い。ジムなどのフィットネス施設は意外と少なめ。

 

 

最後は屋台やフリーマーケットが乱立しているところを進んで到着。この雑多な感じが心地よい。

 

そしてそこから個人的に見たかったスポットへ。モンスターマンション。ルイージのゲームっぽい名前。

 

観光名所モンスターマンション

 

 

トランスフォーマーの映画でもロケ地になったらしいマンション群。正直香港は全部マンションがデカいので、これよりも大きなマンションはごまんとある。

 

しかし密集した中に、広場があるのがこのモンスターマンションの差別化ポイント。観光客も結構多くて、名所になっているみたい。

 

 

空が狭い。「もっと広い世界を見たいんだ」と、この生まれ育ったマンションを出て、ロボットに乗る主人公。そんな90年代のアニメ作れそう。

 

そこから昼食。海の見えるレストラン。

 

 

ここらへんで確信に変わるんだけど、香港はご飯が総じて美味しい。友人が日本人の舌に合う店を選んでくれたというのもあるけど、とにかく箸が進む。

 

一緒に行った友人の高校の同級生で香港在住の人と一緒に昼食を食べる。メニューは全部漢字のみ。写真もなし。読めない。読めても、それがどんなメニューか、とんと検討がつかぬ。

 

 

チャーハン、焼きそば、小籠包。ここらへんは安定して美味しい。

 

そこから移動。ここらへんで夕方あたり。

 

大館とミッドレベルエスカレーター

 

 

大館という施設に移動。2006年までに使われていて、170年の歴史のある元警察本部の建物。ここをリノベーションして、ギャラリーやショップやレストランが入る。

 

人も多く、まさにランドマークって形。ただこのあたりで疲労がなかなか溜まっている。しかし負けるわけにはいかない。

 

 

留置所を改修したカフェもある。うーん、好き。男はなんだって、こういうものに惹かれるんだろうか。

 

ミリタリーテイストの服を着ちゃう。絶対に訪れることはないのに、水深200mでも使える防水機能の時計を買ったりする。危険な残り香があるものは魅力的である。

 

そこからミッドレベルエスカレーターに移動。これも観光名所。といっても、言ってしまうとただのエスカレーター。

 

しかしエスカレーターであり、ただのエスカレーターではない。ただのエスカレーターなんて腐るほどあるぜ。全長800mもある。めちゃくちゃに長い。

 

香港を舞台にしたウォン・カーウェイの代表作「恋する惑星」に出ていることでも有名。ただ映画好きを公言しているくせに、「恋する惑星」を観ていないあたりが僕のチャームなところ。

 

そして香港のガイドや補足情報で、やたらと「あの「恋する惑星」でも登場しました!」みたいな表記を見かける。順番が逆になったけど、今後の人生で、この旅行の復習として「恋する惑星」を観たい。

 

エスカレーターをひたすら登る。あまりにエスカレーターすぎて、今になって「全然写真撮ってなかったわ」と気付いた。

 

 

エスカレーターから見える視界には、ウォールアートも散見される。海外のこういうアートはなんでこうも、目が行ってしまうのか。たぶん俺はバンクシーの作品なんかを生で見たら、正気じゃなくなるんだろうな。

 

エスカレーターを登り切ってからが本番。時刻は夕暮れに近づく。ついに行くぞ。ビクトリアピークへ。

 

香港といえば、ビクトリアピーク。香港島の最高峰の山から夜景を見下ろす。これこそ香港旅行の絶対解。ビクピー、サイコー!

 

トラムという乗り物でひたすら山を登る。山を登っている途中で、トラムに乗っている人の多くが、眼下の風景を写真に納める。

 

ただ僕と友人は微動だにしない。「なに、焦ることはないさ。高さはまだ不十分。頂上から撮る夜景には叶うまい。」、イキリまくる。動かざること山の如し。

 

ビクトリアピーク、100万ドルの夜景

 

 

ついに見る。まさに100万ドルの夜景。香港の夜は鮮やかで艶やかである。ちなみにまさにこの写真を撮ったタイミングで、左上の方の会場でハンコックがピアノを弾いている。

 

確かに一見の価値はある。しかし友人は「日曜日のこの時間はもっと観光客がいたのに、だいぶ減ったな」としんみりモード。

 

ある程度堪能したところで、降りようとすると、友人に止められる。「おれは多分また香港に来る。でもお前は分からないだろ。もう一生見ないかもしれないから、もうちょっと見とけよ。」。

 

確かに見ていても飽きない。結局テラスに30分ほど滞在。脳みそに刻み込んでからヴィクトリアピークを後にした。

 

 

ちなみにこの山には、驚くべきことに、個人の邸宅がちらほら存在する。超がつくほど圧倒的な金持ちたちのお家らしい。

 

出稼ぎで人の家に住み込みのメイドさんもいれば、ぶち抜けた金持ちもいる。香港は奥が深い。

 

ジブリとマクドナルド

 

そこからホテルに帰る。軽く夕食をすましたけど、小腹が空いた。この度二度目のマクドナルドへ。香港でしか見ないハンバーガーを買う。

 

そしてホテルで友人と食べる。そして香港というか東南アジアはジブリがアツいのは前述した通り。松坂桃李。

 

日本と違って、Netflixでジブリが全作品見られるのだ。ハンバーガーを食べながら、「平成たぬき合戦ぽんぽこ」を見る。初めて見たが、めちゃくちゃ面白い。

 

ちなみに前日は何回目か分からない「魔女の宅急便」を見る。ジジはいつ見ても可愛い。

 

そしてユニクロには、東南アジア限定でジブリコラボアイテムが販売されている。

 

 

もののけ姫のTシャツと、千と千尋の神隠しのスウェットを購入。もののけ姫のTシャツは、キックボクシングのトレーニングに使おう。絶対に一目置かれる。

 

「生きろ、そなたは美しい」って、バックプリントに書いたTシャツ着て、ミット打ちをする。舐められるわけがない。イルに見られるに決まっている。

 

 

まとめ

 

 

翌日はホテルを7時前に出る。空港までバスで移動。月曜日の朝早いフライトということもあり、人はまばら。

 

友人のフライトは午後で、バス停で別れる。居住地は違うものの、同じ日本だからいつでも会える。それでも感傷的になる。そうこの旅行は徹頭徹尾エモいのだ。

 

税関もかなりスムーズに進めた。旅行の帰りの空港。帰りのフライトを待つ1時間程度の時間は、人生のエアポケット。

 

持ってきた本をちょうど読み終える。次はどこに行こうか。人生はまだまだ長い。一生の間で、こうやって飛行機を待つ時間が、トータル1週間になるくらい、これからも旅行に行こう。

 

僕の友達、ありがとう。沢木耕太郎、ありがとう。そして香港とマカオ、本当にありがとう。マジで楽しかったぜ。

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会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー、資産3,000万円達成|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|

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