理系で学部で卒業して就職しました。院に進学することはしませんでした。世の中的には、理系は院に進むことは一般的となっているかと思います。
僕は一年浪人して、さらに一年留年。その時に、「学部で卒業して就職しよう」と決めました。
もともと学生生活を終わらせたくなくて、院に行こうくらいのモチベーションでした。意図せずして学生生活延びたしいいかなって。
個人的には理系で学部就職はオススメです、無理に院に行かなくても良いんじゃないかな。
・理系だけど学部で就職しようか悩んでいる
という人にむけて書きました。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
なぜ院に進学しなかったのか?
僕は浪人をして、大学に入学。理系で工学部に入りました。具体的に何かを学びたいというよりも、単純に数学が好きだったから高校では理系を選択。
キャリア教育のキの字もないのこれまでの学生生活でしたね。したいことよりもできることで選んだ、そんな感じ。
そして、忘れもしません、2014年3回生の夏。成績開示がされた時、とある必修単位を1つ落としていました。
単位数でみればわずか一単位ですが、落とした瞬間に4回生になれないという劇薬的な単位だったんです。。。
つまり、その単位を落とした瞬間にそこまでの単位数に関係なく留年が決定するという、、、
しばらく腐る日々、色々考えました。人生終わったとか、将来詰んだとか、レールから外れた人生だとか。。。
まぁ終わってみれば何てことはなかったのですが。笑
www.youtube.com
当時は頭の中で「Grateful Days」が延々リピートしていましたね。
俺は東京生まれHIP HOP育ち
悪そうな奴は大体友達
悪そうな奴と大体同じ
裏の道歩き見てきたこの街
渋谷 六本木 そう思春期も早々に
これにぞっこんに
カバンなら置き放っしてきた高校に
マジ親に迷惑かけた本当に
まぁ、正確にはマジ親に迷惑かけた本当にの部分だけなのですが。
学費は高いですからね。。。社会人になってみて分かるのですが、学費は本当に高い。私立の理系だったら年間100〜150万円はかかる。手取りから150万円、恐ろしすぎる。
周りの学部の友達は基本的に4回生に進学。完全に置いていかれた感だけが残ります。ここらへんでふと考える様になります。
思えば、人生である意味ちゃんと初めて自分の将来について考えたんです。
今まで成り行きで決めてきた人生でした。孝行受験も大学受験も、自分の偏差値的にチャレンジできそうなところを受けただけ。
入ってから何かをしたいかとか入学してからどうなりたいかなど全く考えていなかったんです。
具体的なビジョンもなかったし、もっと言えば大学も周りが行っていたから行っただけとも言えるかもしれません。
そうして考える日々、僕の中で1つの結論が出ました。
通っていた大学の理系の学部はほとんど全員院に進学していました。つまり、僕は初めて自分の意志で周りに流されない道を選んだのです。
この様な選択に至ったのには2つ理由があります。
- 学部の研究は楽しいが、院でまで研究しようとは思わなかった
論文を書こうとすると、今までにない着眼点が必要。そうなると、ニッチなテーマを選ぶことになる。ニッチ過ぎて、世に出ることはない。「研究の為の研究」ということに違和感を感じた。 - 大学生活が延びた
身も蓋もない話で、理系大学生が院進学をする大きな理由は、学生生活が2年間延びるから。僕は意図せずして1年間延びてしまったので、ある意味目的は達成。一浪一留だったので、ストレートで院まで行った高校の同級生と同じタイミングで社会人になるのもアリだと思えた。
とまぁこんな感じですね。
人間はレールに乗っているうちは周りに流されますが、一度外れてしまうとちゃんと考える様になる。だって周りはもういなくなっているから。笑
院試と就職活動の時期は被っている
就職活動開始は僕の時期は3月から。それまでよりも後ろ倒しになった初めての年でした。面接は6月から。
一方院試は8月頃、つまり院試勉強の期間と就職活動の時期はがっちりと被っているのです。。。
昔は理系で就職活動をして、上手くいかなかったら院試を受けるみたいなこともできたみたいですが、そうもいかなくなってしまいました。
なので、僕が声を大にして言いたいのは、3回生の夏休みには就職をするか・院に進むかを決めておくべきということ。
過去に、留年した僕の就職活動に向けてしたことを記事にしました。
ここでの取り組みがあったからこそ内定を複数社もらえたんです。その中でお勧めしたのが企業へのインターン。
こちらもCHECK
留年しても就職は余裕!就活で留年の対処法を徹底解説!具体的な成果とプロセスがあれば大丈夫です!
続きを見る
このインターンは夏休みにあります。2月の春休みにもありますが、この場合はたいがい1デイのもの。
参加するに越したことはないですが、他の就活生とあまり差別化は図れない。
一方、夏休みのインターンは比較的期間は長め、僕が参加したのは2ウィークのもの。
ここで成果を出したり、気に入ってもらえると、グッと内定に近付けます。
つまり、3回生の夏休みから就職活動は実質的に始まっているのです。
ここで就職か進学かを決断するのが最も賢い、後々「もっと早く始めておけば・・・」と後悔しないはずです。
学部卒就職のメリット・デメリット
メリット
院の2年間より社会人の2年間の方が体験は多い
僕は留年をして親に迷惑をかけた際に思ったのです、「何となく院に行くのだけは辞めよう」と。院も院で学費はかかりますし。
行くのであれば、研究を本気で続けたい場合のみにしようと思ったんです。
で、結局本気で続けようと思わなかったというね。笑 研究自体はやり甲斐はありました、でもお金を払ってまで続けたいとは思わなかった。
国公立だったので、学費は私立と比較すると安いですがそれでも2年間通うと100万以上もかかる。
と問われるとNOでした。
それに、同じ様なことを続けるよりも実際に会社に入って2年間過ごす方が色々な体験ができるだろうと思ったんです。
というか、実際そうでした。
いいことばかりではなかった、クソみたいな上司や同僚もいっぱいいました。面倒な人と揉めたことも何度もあります。笑
ですが、まぁこれも人生経験です。この時によく読んでいたのが、「入社一年目の教科書」。
就職したい気持ちを後押ししてくれた一冊です。
生涯年収も多くなる
院卒の方が初任給はいいです、そりゃそうです。だってその分勉強しているし、学費もかかっている。学部卒よりも投資をしているわけですから。
ですが、実はそこまで差はありません。色々な会社を見ましたが、どれだけ差があっても3万円くらいでしょうか。
1万円差とかの企業もざらでした。
トータルで見れば、2年間会社で働いた方が多くお金を稼げます。僕の場合が、3年目で院卒の初任給と本給が同じくらいになりました。
院卒の方が初任給はいいですが、生涯年収で見ると学部の方が上回る場合がほとんどだと思います。
場合によっては内定をもらいやすい
インターンに行った際に、そこの採用担当の方に相談しました。
ちなみに、僕はプログラミングを専攻していたので、メーカーのSEとしてインターンに行っていました。
そう言われて、このインターンの後、大学の学生課に行ってみると確かにかなり推薦を受けれることが分かりました。
推薦は院生だけの特権ではないみたいです。学部卒でも、大手企業の推薦を受けることは可能。
それに聞いていると、実際に院卒で会社を受けて、専攻とそこの会社の部門のしていることが微妙に違って落とされた友人もいました。
ニッチな専攻分野になってくると、一致すればほぼ確実に内定ですが、少しでもズレると上手くいかないこともある様です。
デメリット
研究職につくのは難しい
唯一のデメリットとしては、研究職につくのは難しいこと。 これは大学院生の専売特許ではないでしょうか。
もちろん入社してから異動をして研究職に就くパターンはあると思います。
ですが、学部卒業の就職でいきなり研究職に行くのはほぼ無理じゃないかな。。。
個人的には研究職に興味はなかったので、全くデメリットにはなりませんでしたが。
研究が好きで、将来も研究をして飯を食っていきたいという方であれば、悪いことは言いません。院まで行きましょう!
ちなみに僕は学部卒で、理系ではなく文系就職をしました。もし「理系だけど理系就職するか悩む」って人は、あわせて読んでみてください!
こちらもCHECK
まとめ
最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 院試と就職活動は時期が被っている。インターンもあるので、3回生の夏休みの時点で、院進学か就職活動をするか決めておくべし!
- 院の2年間よりも、社会人の2年間の方が得られる体験は多い!
- 研究職に就きたい方であれば、院に行っておくべき!
結論にはなりますが、僕は理系だけど学部卒業で就職して良かった。
理系で卒業後、就職するか院に行くか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ではでは!