平成の日本において、いやこれまでの全ての時代の日本において、ギャルは最強最高な文化です。 日本が世界に誇るべき圧倒的なカルチャーなのです。
平成4年生まれの僕が中学校・高校生の時、世の中はまさに大ギャル繁栄時代でした。しかしどうでしょうか、最近街中でギャル見かけなくないですか?
これは由々しき事態なんです、ギャル好きの僕にとっては。そう何を隠そう僕はギャルが大好き。ギャルが好きって言う男の人も仲間意識を感じるから好き。
僕からすれば不思議なもので、「ギャルの何が良いのか分からない」という人もかなりの数がいる。というかそっちの方が多数派。やるしかない、僕が旗を掲げるしかない。
・そもそもギャルの定義ってなに?
という人にむけて書きました。
僕はギャル文化のど真ん中、ド直撃世代
平成はギャルの元号である
平成はギャルの元号。大事なことなので、もう一度言いました。
平成という近代史の中で、一大ムーブメントになったのがギャル。派手な髪型、奇抜なネイル、濃いめのメイク、テレビにもそんなスターがたくさんいたんです。
僕が小学校の時に浜崎あゆみは当時トップ歌手。そしてその後を追う様に、出てきたのが倖田來未。
人気絶大だったこの2人が当時の女性ファッションを大きく牽引したのです。
僕が音楽にハマりだすのはもっと後で、当時そこまで浜崎あゆみにも倖田來未にもハマらなかった。
くらいの非常に浅い理解。
上木彩矢でギャルにハマる
(https://thetv.jp/person/1000045555/より引用)
そんな僕の心を初めて鷲掴みにしたギャル、ファーストインパクトが上木彩矢という歌手。上の画像の方です。激マブ!!
ん、「マブい」 ってもう使わないのか、まぁいいや。
音楽に興味のなかった僕がなぜハマったのか。アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマを歌っていたから。コナンを見ている際に、CMで出てきて衝撃を受けたのがギャルへの入り口。
僕にギャルという素晴らしい文化を教えてくれた感謝と、「ギャル好き」という厄介な趣向を抱えてしまった愛憎入り交じるこの感覚。うーん、ニクい。
「ピエロ 」っていう曲が代表曲ですかね。B’zのカップリング曲のカバーなんです。ロックテイストでめちゃくちゃかっこいい。というかこのレベルの曲をカップリングにするB’zもだいぶバケモノじみてる。
ちなみにこの曲は北斗の拳のパチンコの曲としても使われていたみたい。 YouTubeで見ていると、北斗の拳の映像で、この曲がBGMのものもありました。
北斗の拳ファンの硬派な男達と、ギャル好きな男達の最大公約数が上木彩矢なんですね。偉大だ。あべし、ひでぶ。
まぁ、北斗の拳にギャル要素は0。みんなが取り合う女性のユリアもギャル感は皆無だし。
北斗の拳を愛読していて、ギャル好きならばそれは上木彩矢のせいでしょう。うーん、罪深いギャルです。
ちなみに上木彩矢は北海道札幌市出身。
北の大地には、まだ見ぬ神秘的なギャルがひしめいているのでしょうか。ワクワクが止まりませんね。
ギャルは絶滅危惧種、保護せよ
街からギャルが消えた現代
平成はギャルの元号と書きました。では令和はどうか、はい、ギャル全くいません。
昔は白ギャル、黒ギャルなど色々なギャルがいました。今はノーギャル、めっちゃくちゃ寂しい。
僕自身は元ギャル男。メンズエッグをかじりつく様に読んでいたそんな男でした。
そしてこれは自負があるのですが、僕は元ギャル男の中で文章力はトップクラスだと思うんです。
というか文章力を売りにしている元ギャル男に出会ったことがそもそもないのですが。そんな僕が警鐘を鳴らさずに誰が鳴らすというのか。
ギャルを復活させたい、その気持ちで動いています。そこらへんの政治家くずれよりも、よっぽど正義を胸に宿していますね。
ギャルの減少は正確に言うと、平成20年の半ばくらいから。文字通り目に見えて、ギャルの個体数は減っていきました。
その減速ぶりは目を見張るものがあり、今ではあっという間に今では絶滅危惧種です。ギャルか、ヤンバルクイナか、そんな感じ。
AKBがギャル文化を終焉に追い込んだ
原因は色々あると思います。最も大きな原因は、時代が女性アイドル全盛期に突入したことでしょう。
浜崎あゆみや倖田來未が牽引したギャル文化を衰退に追い込んだのも、これまた女性アーティストだったのです。皮肉なもんですね。
AKB48が飛ぶ鳥どころか、飛んでいるジェット機までも落としていた時代。世の中の女性ファッションが、この影響を受けないわけがありません。
AKB48を始めとする女性アイドルが活躍するのに比例し、世の中の女性ファッションは徐々にナチュラルになっていくのです。髪の毛も黒色、もしくは落ち着いた茶色。挑発的な服は着ない。
あとこれは全く根拠もなにもない僕の考え。不景気になるとギャルは減る、そんな気がします。
というかもっと広く言うと、華美な装いの女性が減るくらいの感じでしょうか。
バブル崩壊後には、肩パッドもりもりの女性達は減っていった。リーマンショック以降に、ギャル文化は右肩下がりになり始めた。
確かに髪の毛を染めて、派手にセットして、ネイルにこだわって、メイクにお金をかけて、こだわりの服を買う。確実にお金がかかる。
生活に余裕がある人・家庭でしかできない遊びなのです。貴族の乗馬やバイオリンなどと同じですね、もはや。
もし今後街にギャルが溢れかえっていたら喜びましょう。その時、日本はまさに未曾有の好景気に突入しているのですから、たぶんね。
ギャルは日本文化だ!
刹那的な美こそが、日本の美である
田舎者は都会度育ちよりもギャルが好きの割合が多い、ちなみにこれは僕が見つけた法則。
芸人コンビ鬼越トマホークがラジオで「田舎は娯楽や刺激が少ないからゴージャスな女性が好きで、都会は何でもあるから逆にナチュラルな女性を好むんだ」と言っていました。
長野県出身のボケの坂井さんは、「だからおれは好きな女性のタイプは叶姉妹だ」とも言っていました。これと同じ理論ですね。
僕みたいな田舎者からも支持されているギャル、そんなギャルですが、紛うことなき日本が世界に誇るべき文化だと思うんですね。
そば、すし、ふじやま、てんぷーら、ぎゃるー。
なぜかちょっと考えていきます。日本的な文化として、花火や生け花などが挙げられますよね。これは刹那的な美しさを、束の間で切り取ったもの。太く短く。あるのは、栄華を極めたその瞬間だけ。
枯山水など悠久の時を刻む系の文化もあるのですが、こちらはちょっと横に置いておきます。
日本の美というのは、一瞬に注目したものが多いと思うんです。元旦の初日の出なども同じですね。日本の国技である相撲も、スポーツとしては試合時間めちゃくちゃ短いですよね。これも同じ。
ギャルでいられる時間は、人生の中で短い
ギャルもまさにそうです。永遠の美ではないんです。なぜならギャルでいられる時間、ギャルでいて許される時間は限られているから。就職して会社に入ったりすれば、ギャルの装いはできないでしょう。
ギャルを卒業しない為には、美容関係・アパレル関係など限られた職業に就くしかありません。自分で会社をおこすのもあるでしょう。しかしそうなるのは一部です。
ギャルの大半は、ギャルになった瞬間に終わりは約束されているのです。人生は着火済みのロウソク、ギャルはひっくり返された後の砂時計。
始まった瞬間から、そう遠くはない終わりへと近付いている因果な種族なのです。
人生の限られた時間の間で、ギャルは咲き誇る。
ギャルの定義は、マインドである
ギャルの定義は、「先を敢えて考えずに、今の瞬間を楽しみきるマインドを持っている人間」だと思うんです。
ファッションももちろん重要ですが、中身にこそ注目すべきでしょう。そもそも髪の毛を染めるのとか、ピアス開けるのとかって冷静に考えると体には良くはない。
でもそんな先のことを考えてはいけない。人生は今しかない。今、今、今、それが繋がって人生。ギャルは心意気です。
そしてギャルの持つ強みとしては、欧米人はマネできないということ。欧米の人が、ギャルメイクや髪型をしたら、ちょっとしつこすぎるんですね。
彫りの深い顔に、奇抜なメイクと派手な髪の毛をプラスすると、ちょっとやり過ぎ。アヴリル・ラヴィーンでぎりぎり。
ハンバーグに、ラーメンに、ステーキに、オムライス、みたいなてんこ盛り具合。アジア人の顔にこそ、ギャルの装いが似合うのです。
似合いもしない欧米のスタイルに憧れるのではなく、日本人としての特徴を活かすのだ。
政治家になったら、ギャルの税制優遇措置をとりたい
もっとギャルを増やしたい。
もっとギャルが増えてほしい。大義とかではなく、単純に私利私欲のために、ギャルがもっと至る所で観測されてほしい。
もし僕が政治家になったら、ギャルに税制優遇措置をとります。もし僕が飲食店の店主になったら、ギャルにだけ学割よりももっと安い割引サービスを設けます。
もし僕が神様だったら、ギャルには向こう3年間ギャルでい続けることを条件に、ひとつだけ願いを叶えてあげます。
と思った方、ちょっとお待ちください。
驚くなかれ、ギャルは経済を回すのです。ギャルの経済効果をナメてはいけません。美容業界、エンタメ業界、外食産業、レジャー産業、これらにお金が回り始めます。
紙の本離れも、ギャル雑誌がどんどん増刷されて、リアル書店も大忙しです。 そのうちギャルのカリスマ読者モデルが出てきます。
その読者モデルがYouTubeを始める。みんなこぞってチャンネル登録。動画で紹介されたコスメ、ファッションアイテム、雑貨はバカ売れ間違いなし。
そのカリスマ読モが前髪を3cm切る、全国の美容院の売上げは3割上がる。そうして全国にギャルが増え始める。ギャルの見た目のハードルはドンドン下がる。
今で言うギャルの装いがスタンダードになる。スプリットタンとか、奇抜なことで差別化を図るギャルが出てきて、普通のギャルと違いを出すため「強ギャル」とかってワードが生まれる。
そのうちギャルの年齢も引き上がる。年配の女性までギャルの格好をしだす。「今だけを生きる」というギャルの心意気が世間に蔓延する。
とうとうご老人達もギャルの格好をしだす。その結果、タンス預金が市場に吐き出されるのだ!
完璧です。ここまでくれば、日本の市場にはめちゃくちゃお金が動きだすこと間違いなし。ありがとう、ギャル。ありがとう、カリスマ読者モデル。ありがとう、溜め込まれているタンス預金。
【関連記事】メンズエッグも復活してほしい
元ギャル男の僕。渋谷をメッカと信じ、メンズエッグをバイブルと崇めていた僕。メンズエッグが休刊になって、もう長い年月が経ちました。
もう一度復活してほしい。架空のメンズエッグ復刊号の企画を考えてみたという話です。 編集者の目にとまって、実現されてほしい。
【関連記事】ギャル男は平成最大の文化
ブログを開設した当初に書いて、唯一今でも検索されて読まれている記事。ギャル男という一見近寄りがたい種族について、実体験も交えて書いてみました。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ギャルは素晴らしい!
- ギャルは今は絶滅危惧種なのだ!
- ギャルが増えれば、日本経済は好転する!
時代は回る。昔の流行が復活するなんてことも珍しくない。もう一度ギャルは蘇る。いや、蘇って、また沈んで、また蘇る。
不死鳥、フェニックス、火の鳥。どの時代にも、これからも出てくるのだ。
さてもしギャルの方、元ギャルの方、今ギャルで読者してるよなんて方、コメントお待ちしています。僕は同士です、はい!
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!