のど元過ぎれば熱さを忘れる、社会人になると毎日仕事でてんてこ舞いです。するとどうなるか。あれだけしんどかった就職活動のことを忘れてしまうんですね。
就活の間は、非常に精神を削られるもの。しかしいざ会社に入り、研修や配属をされた後は、そちらに気がいって就活のことを忘れてしまう。
その結果というべきか、就活生に向けたメッセージを残す人が減っている気がするんです。
大丈夫です、就活はきついっす。ちゃんと就活はツラいものです。
嫌で当たり前。エントリーシートいっぱい書いて、面接もちゃんと準備する。それでも企業から「あなたは必要ないです」って言われてしまう。いやぁ、やってられんよね。。。
僕は今社会人5年目。就活したのは5年前。就活が終わってしばらくして、トランプ大統領が大統領に就任したんだっけ。
時の流れを感じますね。就活が終わり、社会人としてもある程度経験を積んだ今だからこそ、アドバイスできることもあると思うんです。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
多様な選択肢があると言っても、会社員になりたい
働き方の選択肢はいまや無限大。昔では考えられなかったものが商売になったりしています。僕が大学生の頃に、
なんて記事を新聞で観た記憶もあります。そうです、会社員にならなくてもOKです。他にもいっぱい仕事があるんだから!!就活しなくても生きていけるぜ、良かったやん!
そう、こんな表層をなでたアドバイスで解決できるほど甘くはない。世間はそんなにやっすい砂糖菓子みたいに甘々じゃないんですね、悲しいことに。
多くの働き方はあるのは事実です。終身雇用が崩壊しかけえているのも事実でしょう。
でも、それでも、あなたが安心したい・親御さんを安心させたい、そんな思いで良い会社に入ろうと頑張っているのもまた事実なはず。
僕も偉そうなことを言っていますが、結局働くことからは逃れられていません。ブログを3年くらい続けていて、かなりやり甲斐を感じているけど、まだまだ食えるほどは稼げてないし。
会社員を辞めたら家賃払えなくなっちゃう。かといって、自分で会社を立ち上げるほどのガッツもない。そんな面倒くさそうなことあんまりしたくない。
インフルエンサーや、優れた起業家が毎日の様に、「会社員になるなんて時代遅れだぜ!いぇい!」とは言っている。
って思ってしまうんです。しんどいとは思う、苦しいのも理解しています。
ただそれでもあなたは就活を頑張らないといけない。この数ヶ月を頑張らないと、あなたはきっと一生損をすることになるから。
就活はそもそもツラいもの
大学生になる、ワクワクした気持ちでキャンパス内を歩く。チラシやビラをいっぱいもらう。やれテニスサークルや、アメフト部や、映画研究会なんかからめちゃくちゃ勧誘される。
熱烈なお誘いを受けて、毎日過ごす。懐かしいですね、就活生のあなたにもそんな時期はきっとあったでしょう。3年前とかそんなものでしょうか。
ところがどうでしょう。今や
と拝み倒しても、入れてくれないんだから状況って変わるもんですよね。バイトの面接とかも合格・不合格はありましたが、そこまで厳しくなかったはず。
受験の合格・不合格は、点数という絶対的な基準があるからまだ納得ができる。
ただ就活は、それまでの人生で受けてきた選別とはまるで違います。自分の長所をびっしり詰め込んだ書類を見てもらい、面接でちゃんとアピールする。その上で、
って断言されてしまう。
これがツラくない人がいたら、逆に教えてほしい。というかそんな人いたら、それこそ会社に入らなくても、何やっても成功できると思う。
僕がまず言いたいのは、
ってこと。もしやっていて「うまくいかない」とか、「自分はダメだ」って思っている人がいたら、自分を責めないでほしいんですね。
どんなにハイスペックな人でも、書類審査なり、面接なりで一回は落ちているから。
もし落ちたことが一回もないなら、単純にその人がチャレンジしていないだけやで。
就活を乗り越える思考法、「キョロちゃん理論」
内定が0でも気にしてはいけない
先日とある雑誌を読んでいたら、4/1の時点で3割弱が内定をすでに内定をもらっている、なんて書いてありました。そんなん言われたら焦りますよね。
この記事を読んで大学3回生の12月に、学内の就活説明会を受けたときのことを思い出しました。企業の説明会ではなく、就活にどう臨むのかという姿勢やテクニック論の説明を聞く場だったはず。
当時の就活市場、どんな企業が学内説明会をしてくれるのか、などなどを聞いている中で、教授の1人がおもむろに言います。
「この会場の中で、すでに内定もらっている人ちょっと手を挙げてみて」と会場を見渡す。
なんてタカをくくっていました。大学の大教室でゆっくりと周りを見てみると、なんと数人ではありますがいるではないですか。
もう内定をもらっている学生がいたのです。おそらくベンチャー企業などでしょうが、就活が本格的に始まる前から内定をもらっている学生もいるんですね。
ここで言いたいのは、内定0の人はヤバいぞなんてことではありません。
待合室で他の就活生と話している際に、何個も内定をもらっている学生と会うこともあるでしょう。でもビビってはいけません。
もちろん内定は多い方が良い。選択肢が増えるから。でも0でも気にすることはない。これから内定をもらえば良いだけだから。まだレースの途中なのだ。
就活への不安を消すための行動3選
あなたの不安に寄り添ってきましたが、「わかるわかる!」とだけ言っていても生産性はなんらありません。
せっかくなので、タメになるアドバイスでもしたいところ。ちなみに僕の就活の状況を言っておくと、
- ごりごりの非体育会系
- 一浪
- 一留
そう、なかなか我ながら擁護しがたいくらいのクズっぷり。しかし売り手市場ということもあり、5社から内定をもらえました。
まぁ正直なところ、別に僕が優秀だったからとかじゃありません。「数撃ちゃ当たる」これを地でいっただけです。
考えてみてください、一浪一留です。まぁまぁどうしようもないです。一回大学受験に失敗しました。いや、正確には2回目も失敗し、滑り止めの大学に行きました。お母さん、本当にごめんなさい。
3回生を2回しました。「もう一回大学生に戻りたい」なんて考えている大人も多いでしょうが、なんでも潮時というものがあります。
学部生を5年するのはちょっと長い、途中から完全に飽きてた。お父さん、ごめんやで。
スタート時点ですでにしくじっているわけです。出鼻くじかれまくりです。どうするか、そりゃもう行動するしかない。そんな崖っぷちの僕がとった行動が次の3つでした。どれかひとつでも持って帰って下さい。
- エントリーシートを1日絶対に1社出す、余裕があれば2社出す
- 志望じゃない企業でも、面接を受けておく
- 「キョロちゃん理論」を意識する
今思えば僕は多分60〜70社はエントリーシートを出していました。辞退した企業もあったのですが、そう考えても9割以上は落ちているんですね。
それでも数で攻めまくれば、結果的にはそれなりになるのだから不思議です。
ナンパは全然したことないですが、よくYouTubeなどで見かけるナンパ師のテクニックで、
「無理めな女でも、数いけばそのうち当たる」とか、「相手がたとえブスであっても、抱いとけ」などとモラル的には眉をひそめたくなる言葉も、こと就活においては非常に参考になるアドバイスなんですね。
無理めな企業でもとりあえず数を出しておけ、全然興味がない企業でも面接受けれそうならとりあえず受けておけ、こんな感じ。
一に行動、二に経験値、三・四がなくて、五に厚い面の皮。これが就活を乗り越える極意です。
そして、おそらく「なんや、それ?」となったであろう「キョロちゃん理論」を最後に解説しますね。就活の時に自分で編み出した、ノーベル賞も射程圏内の無双理論です。
キョロちゃんって、チョコボールのキャラクターいますよね?あれです。キョロちゃんのチョコで、金のエンゼルと銀のエンゼルってのがあるんですね。
箱についている当たりマークみたいなもので、金のエンゼルなら1枚、銀のエンゼルなら5枚集めれば商品がもらえると。
どこかの企業を受けて内定をもらうことが商品(金のエンゼル1枚)とすると、受けて落ちるのが銀のエンゼル1枚だと思ってるんです。
内定もらうに越したことはない、金のエンゼルが欲しい。でもエントリーシートで落ちる、面接受けて落ちる、これでも銀のエンゼル1枚もらえます。10回落ちれば、内定1個に相当すると。
つまり僕の中では、10社落ちれば1社内定もらえるでしょという感覚。実際に、内定もらった企業は1割くらいなので、感覚的にも間違っていませんでした。
「受けて落ちただけでも、当たりとしていいの?」と思うかもしれませんが、OKです。受けて落ちても、内定まで確実に近付いています。
そもそも受けもしない、エントリーシートも出さない、これが本当のハズレ。金はおろか、銀にもなりません。
受けまくってください。安心して下さい、10社連続で落ちてみましょう。もうね、無敵ですよ。
怖いものなんて何もなくなります。自分を縛っていた安いプライドが消えます、本当の意味で緊張が消えます。
就活もいつか終わりは来る
満足のいく形か、不満足であるのか、それは分かりませんが就活には終わりが来ます。期間だけ見れば、数ヶ月の話なんですね。その間は非常に濃くて、ツラい期間でしょうが。
「おっしゃ、希望企業に内定もらった!これで人生安泰だ!」って人も、「結局志望企業に内定もらえなかったな。。。」って人もいるでしょう。
ここであなたにとって、良い話か悪い話か分からない事実を教えてあげます。就活はスタートに過ぎません、というかもしかしたらスタートですらないかもしれません。
そこから長い長い社会人生活が待っています。ここです、ここ次第です。どの会社に入っても、この社会人生活期間の内容で最終的な満足度・幸福度は決まってくるんですね。
ここは僕も当時就活生の時に、大きく勘違いしていたところでした。ハンデを背負ってのレースということもあり、
と思い込んでいたんですね。無事内定をもらえて、社会人になれたことにすでに満足してしまっていたんです。
振り返ってみれば、「間違っていたなぁ」と思いますね。だって「◯◯がしたいから会社に入りたい」ってよりも、「とにかく会社に入りたい」って思考でしたから。
こんな体たらくで入社したもんですから、配属されてからとか、研修の間とか、やりたいこと一切ありませんでした。会社に入社できるまでが本番、そこから長いロスタイムくらいに考えていたです。
どこの会社に入ったか、これは確かに大きい要素。ですが転職なども当たり前になってきた今、社会人1社目の価値は薄れてきているように感じます。
同じ業界で規模が小さい会社から転職してきて、もともとの生え抜き社員よりもバリバリ活躍している人も僕の会社だけ見てもたくさんいます。
就活は全てじゃないのです。「どこの会社に入るのか」よりも、「どんな人になるか」とか「どんなことを達成したか」の方が大事なんですね。
って感じですね。慰めになるかは微妙なところですが。
古代の日本とか、未開の地域で、成人になる前の通過儀礼ってありますよね。「割礼」とか「抜歯」とか、ああいった類いのやつ。就活もそれと同じようなものです。大人になる前の洗礼ってところでしょうか。
頑張って乗り越えてみて下さい、結果は今のところ気にしなくて良いです。歯を食いしばって、最後まで耐えきれたらそれだけであなたの勝ちです。厳しい現代社会に、1戦1勝0敗です、たいしたもんです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 就活はツラくて当たり前、ツラくない方がどうかしている
- 質より量、数撃ちゃ当たる、とにかく就活は数をこなそう
- 就活失敗しても大丈夫、そこからの人生の方が大変だから
面接前に緊張する、頑張っても受からなくてめげてしまう。キツいですよね。苦しいと思いますが、是非乗り越えて下さい。本当にしんどかったら、別の道を探してみましょう。
僕は社会人になり、会社や上司と上手くいかない時期も長く、そのタイミングでこのブログを始めました。
「会社員やめても生きていきたいな」なんて思ったのがきっかけです。まだまだ食えるほどの収益じゃないですが、ちょっとずつ伸びてきてはいます。
会社員になれたのに、こんなに暗中模索している人間もいるんです。ちょっと勇気でたかな?就活無事に乗りこえる日まで、ご武運を願っております。うわべだけのお祈りメールよりも、本気で願っていますよ。
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!