見た目は重要です、しかし顔立ちひとつとってみればそこまで重要ではありません。服装や体型や髪型などは、後天的な努力が必要です。しかし顔立ちや顔の骨格などは、先天的で整形でもしない限り変わりません。
若い頃は顔のパーツなどに一喜一憂したものですが、20代の後半や30代に入ったあたりからは結構どうでも良くなります。正確に言えば、収入や地位や人柄など後天的に決まるものに重きが置かれるようになります。
極端な話、めちゃくちゃイケメンだけどイケメンなだけの人と、顔立ちはブサイクだけど体型にあった服装をしていて高収入でおおらかな人柄だったら、後者の方が価値があるとなってくるのです。
もちろん身だしなみや清潔感などは大事なので、努力でカバーできる部分だけ補ってしまえば後はどうでも良いんです。
と言うのが今回の趣旨。木村拓哉の顔と自分の顔を見比べて「鼻がもっと高ければ・・・」なんて嘆いている暇があれば、松本人志のトークを聞いて面白い話術をパクろうとする方がよっぽど有意義。
・イケメンに憧れがある
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 大人の男で、「顔だけ良い」のはかなりキツい
- 顔が良いだけの大人の男、能力自体は平均をかなり下回っている
- 身だしなみは最低限整えて、あとは一芸を磨くべし
男は顔だけでなんとかなる、10代・20代の途中までは・・・
子供の頃は意味がわからないことでモテていた
この記事を読んでくれているあなたの年齢にもよりますが、子供の頃の男のモテる基準って今思うと馬鹿馬鹿しかったと思いませんか?
小学校の時は、ドッジボールが強いやつ、足が速いやつがモテていました。中学校の時は、前髪が洒落ているやつがモテていました。もう問答無用にモテてた。
いじめっ子だったり、成績が悪かったり、性格が歪んでいても、そんな欠点を帳消しできるくらいの威力がありました。
今思うとちゃんちゃらおかしい。そんなわけのわからんメリットだけで、打ち消せないだろって。しかし当時はそれがまかり通っていたんですね。
こんな人が大人がいっぱいいるオフィスにいたとしたら、何の価値もないです。モテないし、人気もないでしょう。
小学生にとってのドッジボールは、10代・20代にとっての顔
不思議なもんですよね。同じ人間なのに、こうも好みや価値観がガラッと変わってしまうとは。「小学生はバカだなぁ」と一笑に付すのは簡単です。でもちょっと待ってください。
僕は今28歳なのですが、この兆しをちょっと感じています。小学生はおいての「かけっこ・ドッジボール」、中学生においての「前髪」。もしかすると、10代・20代メンズの「顔」がこれに当たるかもしれません。
20代の途中までは、男は顔が良ければ何とかなっていました。天狗が履いているくらいの高さのゲタを、履かせてもらっていたんですね。話が面白くなくても、頭が悪くても、ファッションが今ひとつでも、顔が良ければ人気者になれた。
これが20代後半頃からガラッと変わります。もちろん短期的な期間の付き合いなら、顔が良いに越したことはありません。しかし同僚や友人のような、定期的に会う関係であれば顔などどうでもいいんです。
男は20代の後半からは、顔以外のウリが必要である
もちろん顔が良いなら、それに越したことはない。なんのデメリットもないし、あった方がいい。でもそれだけでやってはいけない、ここが肝心。
あなたがイケメンなら、
とアドバイス。あなたがイケメンじゃないなら、
とアドバイスしたい。「偉そうにいうけど、お前の顔はどうなんだ?」と不満に思う方もいるでしょう。手前味噌ですが、僕はイケメンですね。なぜなら、母方の祖母が会うたびに、
と褒めてくれるから。俺のおばあちゃん嘘つかないし、だから俺イケメンだし。
さて身の回りを見ていて感じるのは、男は20代を超えると顔を褒められる機会は激減するということ。外見で褒められるとすれば、体型や髪型や持ち物や服装など、その人のセンスや努力の証明になるものが多いですね。
大人になると、勝負する土俵が変わってくるんですね。売り物が変わってくるという表現もできるかも。「顔立ちの良さ」は男の商品としては、売れ筋じゃなくなってくるんです。
ちなみに男から売れる商品はこんな感じ。
- 体型(太っていない or 鍛えていて筋肉がついている)
- ハゲていない
- 仕事ができる、職場での評判がいい
- 稼いでいる(標準以上のスキルを習得している)
- きちんと定職についている
- コミュニケーション能力が高い
- 気配りができる
男性から女性に売れる商品の、売れ筋ラインナップ。
顔が良い、文句のつけようもない。でもそれしかない。体型もだらしないし、仕事もしていないし、これといってスキルもない。仮にこれで中年だとすると、かなりキツい。
大人になって「顔が良い」だけ褒められるのは、男としてNG
いい歳して顔だけ良い、これって超絶無能な証明なんです
初対面ならOK。でも長い関係の人から、褒めコメントをもらう時に1番にこれを言われたら男としては終わってる。顔しか褒めるところのない男には、実は全く価値はないんです。
顔が良いだけの男って悲惨です。その顔を活かして、俳優で成功するとか、動画配信で人気を博するとか、そういう成功を積み重ねているなら別です。それは仕事ができるし、稼いでいるから、男としてウリがあるんです。
良い歳して顔だけ良いって、本当にヤバいんです。なぜなら、能力は一般人の並以下って証明してしまっているから。
若い頃は顔が良いってのは、とてつもなくアドナンテージです。ブサイクに比べて、得られるメリットは圧倒的に大きい。周りの同級生から、チヤホヤされる。頼み事があっても、みんな聞いてくれる。
顔が良い状態で、少年時代・青年時代を過ごすと、基本的に願望は通りやすい。チャンスも他の人に比べて多い。
なのに、それなのに、そんなメリットがありながらそれを活かせていなかった。あらゆる援助を受けれる状況にいながら、ちっともレバレッジをかけれなかった。いい年齢にななのに顔だけ良い人って、裏を返せば、多くのチャンスをモノにできなかった超絶無能男なのです。
イケメンのコンプレックスは、ブサイクのコンプレックスよりも根深い
顔に自信がない若い方は喜んでください。コンプレックスはそのうち逆転します。イケメンなだけの人間は、ここから長い長い苦悩を彷徨い歩くことになるから。
顔が良い・悪いはある種の運、しかしチャンスを活かせなかったのは紛れもない実力。本当の本当に感じるべきコンプレックスはどちらでしょうか、一目瞭然です。
見た目に自信がない人は安心しましょう。おそらくこれまでに何かしら自分を磨いてきたでしょう。勉強や技能やトーク力など。もう心配いりません、イケメンは敵ではないのです。
イケメンだけしか取り柄のない人は、確実に衰退していきます。これまでよりも、享受できるメリットは少ない。顔が良いというだけで、良いポジションにつけたのは学生時代まで。顔が良いというだけで、女性から何でも許してもらえていたのは20代の半ばまで。
これまで潤沢にあったチャンスを活かせなかった人が、これからさらに先細りしてくるチャンスを活かせるわけがない。世の中って残酷です、この事実を学校では教えてくれません。
もしあなたがイケメンで、ちやほやされているのであれば、焦りましょう。悪いことは言いません、イケメンで受けれるメリットをフルに活用して顔以外の長所を磨くんです。
後天的なモノを磨くべし!
若いうちに一芸を磨こう!
学生時代イケメンというだけで、人気が出ていたクラスメートはいたはず。僕は祖母の身内票のおかげでイケメンと自負していますが、顔だけで人気者になれる程にはイケメンじゃなかった、悲しいことに。
しかしどうでしょうか。同窓会などで、そんな人気者と会って久しぶりにしゃべってみて、
って毎回思ってしまうんです。見た目だけでやってこれた人は、自分を磨く努力を怠っているんですね、きっと。
クレオパトラ、楊貴妃、小野小町。この3人の女性はいわゆる「世界三大美人」。しかし男ではどうでしょうか、「世界三大美男」みたいなのはついぞ聞いたことがない。なぜなら男は、顔の良さだけでは世間が動かせないから。
発明、スポーツ、音楽、文学、芸術、ビジネス、芸能、顔は良くてもそれをテコにして、いずれかの分野で成果を出さないと男は意味がないんですね。僕が提唱したいのは、
ということ。別に何でも良いと思います。後天的で、自分に適性があって、打ち込めるものだったらOK。
冒頭でドッジボールをバカにしましたが、本当に好きで努力して、大きな大会で成果を残すくらいまで高められたらそれはそれでアリだと思うんです。小学校の時は、何となく先天的に体格が良くて、努力もなくたまたま強かった子が多かったから言っただけ。
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身長に関する記事でも書いたのですが、島田紳助の言っていたセリフですごい印象的なものがあるんです。
見た目が良くない、でもモテたい、人気者になりたい。だったら喋りを磨こう、みんなを楽しませる人間になろう。そして努力して、名司会者になったんですね。
島田紳助にとってのトーク。僕にとってはブログ、カッコつけて言えばライティングスキル。あなたにとっては何でしょうか、意識していないだけできっといっぱいあるはず。
顔以外の見た目は、整えておこう
顔自体は自分の努力でどうしようもない。でも見た目の重要性は一切否定してはいません。人間が見た目で与える印象は大きいし、僕もあなたも見た目で判断しているはず。
顔のパーツは変えられませんが、全体の雰囲気を変えることはできます。変えれないものは諦める、変えれるものは変えていく、この心意気が大事。
自分で変えられるポイントって実はいろいろあるんです。
- 自分の体型にあった服を着る
- 眉毛や髭などを整える
- 髪型を清潔にしておく
- 爪は短くしておく
- 太らないように気をつける
服装はセンスだと思われがちですが、実はロジックがあるんですね。ファッションで悩んでいる方は、ファッションアドバイザーMBさんの「最速でおしゃれに見せる方法」がおすすめ。
なぜそのアイテムが優れているのか、なぜこの服を着れば良いのか、などちゃんと理屈を教えてくれる。ファッションセンスという非常に感覚的なものを、きちんと言語化してくれているんです。ありそうで意外となかった名著なんですね。
人間力を高めるために、「人を動かす」を読むべし
中身を磨くと言っても、なかなか難しいもの。中身を磨く、人間力を高める、これだけでは確かに漠然としていますよね。
なので、僕から具体的なアドバイスをします。
デール・カーネギーが書いた、「人を動かす」。書かれたのはなんと1937年。80年以上も前の本です。しかしいまだに読まれているし、どこの本屋さんにも置いてある。まさにキングオブ名著。
現代ホストの帝王ローランドもかつて、テレビ番組で密着されていた際に、家で読んで絶賛していました。あまりにも有名で、あなたが持っている確率もかなり高いのですが、もし読んだことなければ、是非ともこの機会に読んでみて下さい。
3回読んで、読んだ内容を実践すれば、今の人間関係の悩み事の8割は解決するでしょう。それくらいのパワーを秘めた本。
ちなみに、僕は「人生の攻略本」と読んでいます。1年間で遊ばなくなるゲームの攻略本でも、2000円くらい。一生続く人生ゲームの攻略本が、文庫本で700円弱。うーん、価格破壊です。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 大人の男で、「顔だけ良い」のはかなりキツい
- 顔が良いだけの大人の男、能力自体は平均をかなり下回っている
- 身だしなみは最低限整えて、あとは一芸を磨くべし
歳を重ねた男ならば「イケメンですね」と言われるよりも、「カッコいいですね」と褒められたい。そんな男になれるかは、これからの僕ら次第。イケメンよりも、生き様が顔に出た渋いカッコいい男になりたいもんです。
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!