人生で上手くいかないことは必ずある、これは誰でも賛同してくれるはず。ただ問題は頭では分かっているけど、実際に上手くいかない瞬間が来たら、やる気をなくしてしまうってこと。
ってなってしまうのかも。よっぽど特別な才能でもない限り、僕らは継続したものしか成功しません。しかし継続していると必ずスランプだったり、頭打ちになる瞬間が出てくるものです。
つまり僕らは目標を達成したいなら、スランプが起こった際の乗り越え方を身につけておいた方がいいのです。
大事なのは成果ではなく、自分ができる行動に注目することです。失敗しない人生を目指すより、失敗しても諦めない人生を目指す方が建設的!
・上手くいかない瞬間がくるとやる気を無くしてしまう。
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 人生は伸びて、停滞して、また伸びて、この繰り返し
- スランプを乗り越えるためには、成果ではなく行動に注目すること
- 何事もスランプが起こる前提で考えておく方が良い
右肩上がりの人生なんてそう続きゃしないさ
何かを始める、教材を買ったり、必要なものを買い揃え、まとまった時間をとる。そうして努力をしだすと、最初は加速度的に成長していきます。学生時代の勉強なんかもそうですね。
最初は何もできない状態だから、成長も早いんです。しかしそんな状態がしばらく続くと、当然のことながら伸びしろは減っていき、どこかで頭打ちになる瞬間が来ちゃう。
今までは10の努力で10伸びていた、でもいつしか30の努力で10しか伸びなくなるなんてよくある話。
考えてみればそりゃそうで、0点を20点にするのと、80点を100点にするのでは、同じ20点UPでも難易度が全く違うわけです、
僕らは始めた瞬間から、きっとどこかで成長が鈍化する様に運命づけられているのです。思う様なペースで伸びないとか、成長のペースが鈍化するとか、こういった事態は避けられません。
まずはこの事実を再確認しましょう。分かっている様でも、いざ自分が思う様に伸びないと手を止めてしまう人って結構いると思うんですね。
人生は伸びて、止まって、そのまましばらく止まったままで、また伸びての繰り返しです。長い階段の踊り場をずっと進み続ければ、いずれまた上がる瞬間が来るのです。
ただ問題は、その踊り場がどれだけ続くかが全く分からないってこと。いずれ上がる瞬間は確実にあるけれど、いつ上がるかは全く分からないという不安感。
成長はするけど、自分が思い描く成長曲線通りにはおそらくならない。まずはこのことを心に刻み込みましょう。
僕の人生を変えてくれた日本語ラップグループのRHYMESTER(ライムスター)の代表曲のひとつ「ONCE AGAIN」。
ここでラッパーの一人であるMummy-Dさんのフレーズが印象的。
俺の背中を押す風が時に頬を殴る、つぶれちまえと
俺は生身のままでそれに耐えた
そう続きはしない、ずっと右肩上がりの人生なんて続きはしないのです。
誰の人生にもスランプはある
みんなスランプを感じる瞬間はあるし、上手くいかないと悩む瞬間は絶対にある。僕もいっぱいあったし、今もあるし、きっとこれからもある。
勉強でスランプに陥ったことも何度もありましたね。勉強してもしてもテストとか模試の成績が良くならないとか何回も経験しました。
今はブログもちょっとスランプです。PV数が先月くらいからがくっと下がりました。Googleの検索エンジンのアルゴリズムが変更されて、アクセス数が減ってしまったんですね。
仕事なんか年中スランプと言ってもいいかもしれません。人生うまくいかないもんです。
漫画「はじめの一歩」で僕が好きな名言が
というもの。実際に本当にその通りだと思いますし、非常に芯を食った格言だと思っています。
ただやはり思うのは、
ということ。歯を食いしばって努力していても、一向に成果の兆しが見えてこないのはなかなか堪え難いものがあるんですね。
先日芸人コンビであるマヂカルラブリーのオールナイトニッポン0を聴いてた際に、ボケの野田クリスタルが芸人と筋トレについて言及していました。
最近筋トレをする芸人が増えてきているそうです。それは何故か。芸人として売れようとすると、非常に運の要素が強い。どれだけネタを作っていても、日の目が全く当たらないこともあるのが普通だそう。
そんな努力が報われる保証がない世界にずっと身を置いている芸人からすると、努力すればするだけ如実に成果がわかる筋トレは非常に公平感があるのだそうです。
とのこと。
なんて思いつつ。芸人で売れるかどうかは結構な博打。それを覚悟して入ったお笑い芸人の人たちでも参ってしまうのだから、僕ら常人からすればそりゃ努力が報われないなんて耐えられないんですよね。
ただ人生を振り返ると、努力が全く無駄だったなんてこともないんですよね。長い目で見れば、結果論で見れば、全く報われていませんでしたってことって実はなかったかも。
ただ当初に想定していたほどの成果が出ていなかっただけ。成長のベクトルの方向は合っているけど、長さが多少思っていよりも短かったかなという感じ。
スランプは確実にある、伸びないと悩む瞬間もある。でも後々振り返ってみれば、確実に伸びてはいる。
問題はスランプの瞬間にどれだけ諦めれずに続けることができるのかということ。
スランプはこうやって乗り越えよう!
行動にこそ注目する
個人的にスランプを乗り越える最も良い方法がこれ。行動のみに注目するというもの。
僕もそうなのですが、スランプを感じるきっかけは成果が出ないことです。頑張って取り組む、それなのに
となると。つまりここでは、成果や結果に注目してしまっているんですね。この意識を変えましょうという話です。
成果というのは、先程の芸人の売れる売れないという話と同じで、運の要素がどうしても強いんです。自分の力の及ばぬ範疇のことなんですね。
僕の話を例に出すとこのブログ。めちゃくちゃ時間をかけて、内容を練って超大作の記事を書いたとします。でもその記事がPV数を稼ぐか・人に読まれるかというのは全く別問題なんですね。
そこは僕の問題ではなく、僕じゃない人たちの問題ですから。Googleが記事を上位に表示してくれるかとか、人がその内容について検索するかとかそういう話になってくるわけです。
書いてしまうと全くもって当たり前なのですが、世の中には自分でコントロールできるものとできないものがあります。
行動は自分でコントロールできます、しかし一方で成果は自分ではコントロールできません。だったら自分でコントロールできる行動だけに注目するのが最も賢いのです。
ブログのPV数は自分ではコントロールできないけれど、毎日2,000字をコンスタントに書き続けることはできます。なぜなら自分の行動なので、自分の意思で制御できるからです。
そしてここが大事なのですが、スランプだろうがそうでなかろうが、とることができる行動は案外一緒だったりします。
成果が出ていようが、出ていなかろうが、すべきことは同じ。だったら目先の結果に一喜一憂せずに、小難しいことを考えないで、行動を続ける方が長い目で見ると正しいのです。
改善点を探す
先ほどはスランプだろうがそうでなかろうが、とることができる行動は案外一緒だったりすると書きました。もちろん例外もあります。
スランプが起こっている場合には、何か根本的な問題が潜んでいる場合もあります。勉強だったら、そもそもの方法が上手くなかったとか、公式などの理解が誤っていたなどです。
病気になって体が熱を出したり異常をきたしたりするのと同じ様に、スランプがある種のシグナルになっている場合もあります。
と一回立ち止まって考えてみましょう。角度を変えてみると、これはチャンスなんですね。
改善すべき点を抱えたままでも進んでこれた、そして今回改善点を見つけたらさらに進めるということなのですから。
改善点を探す際のコツは、客観的な視点を持ち込むことです。今自分が取り組んでいる内容の成功者の方法を確認してみるとか、上手くいっている人の動画を見たり本を読んだりしてみるんです。
テコの原理みたいなもので、改善点を抜本的に変えることで、スランプを抜け出すどころか一気に伸びる可能性もあります。
一旦距離を取る
そして最終手段は、ひとまず距離をとること。完全に辞めるのではなく、しばらくはあえて何もしないという選択です。
スランプは泥沼みたいなもので、気付いたらドツボにハマっているなんてことも往々にしてあります。こうなると客観的な視点で見ることはできませんし、ますます深みに沈んでいくだけ。
押してもダメなら引いてみな、まさにこれ。そして実際にこれは脳科学的にも証明されています。
それが「直感力を高める数学脳のつくりかた」という本に書かれています。オークランド大学の工学教授の著書、高校生の頃くらいに出会っていればと悔やまれる一冊。
ここで関係する内容はこの2つ。
- 人間の脳は「注意深い集中した状態」と「リラックスした状態」を切り替えている
- 数学や科学の学習では、リラックスした状態も必要。気を緩め、心をさまよわせている時にこそ解法を思いつく
この本ではリラックスした状態を「拡散モード」と読んでいます。そして、その拡散モードに関して以下の様に述べています。
人間は集中して問題に取り組み、その後脳をリラックスさせている際にふと違った角度から解法を見つけることができると。拡散モードに入っていると、今までになかった客観的な視点で物事を見れるようになるんです。
脳で集中し課題を煮詰めて、その後あえてリラックスする時間を作る。こうすると、良い考えが思いつくと。
スランプで煮詰まってしまう場合はあえて距離を取る、そうしても無意識のうちに脳は働いています。そして今までとは違う角度から対処法を見つけるというステップですね。
スランプ込みで人生を計画する
スランプは誰にでも起こり得ます。というかスランプを感じたことのない人間は、マジもんの天才か何ひとつ本気で取り組んでこなかった人くらいなはず。
そうなると何をするにしてもスランプが起こる前提で物事を考えた方が良さそうです。そもそもスランプが起こって挫折してしまうのは、僕らの期待値が高いから。
最初からノー挫折ノーつまずきでゴールに行けると僕らは心のどこかで自信を持ってしまっているんですね。その理想と現実のギャップのせいでより一層やる気がなくなってしまう。
まずはこう思ってスタートしましょう。
ただここで重要なのが、僕らの理想通りに上手くはいきませんが、それはあくまで部分的ということ。全部が全部上手くいかないわけじゃないんです。
あなたは結果的に上手くいきます。諦めずに続けていければ、絶対にそれなりの満足のいく結果が出るはずです、
あくまで最初に思い描いていた道筋の通りにはいかないというだけです。結果的にゴールにはたどり着くでしょう。ただゴールへのルートが当初に予期していていなものと違っているだけです。
だから大丈夫。スランプ上等。というかスランプが起こってこそ一人前。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 人生は伸びて、停滞して、また伸びて、この繰り返し
- スランプを乗り越えるためには、成果ではなく行動に注目すること
- 何事もスランプが起こる前提で考えておく方が良い
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!