生産活動と消費活動、どちらが面白いか。そりゃ断然生産活動でしょう。自分で何かを作る面白さは何にも代えることはできません。モノづくり万歳!
世の中に色々なコンテンツが増えました。毎日次から次へと新しいものが生み出されています。しかも全部クオリティが高い。全員プロレベル。そういったものを享受できるのは確かに楽しいです。
しかしそれだけだと足りません。本質的な満足には至らないんです。
インプットばかりしていても楽しくない。アウトプットをするためのインプットだからこそ活きてくる。
毎日面白い動画を観て、音楽を聴いて、文章を読んでもどこか虚しさを感じていませんか?そろそろ何かを作ってみるべき。
三ツ星シェフの料理よりも、自分で作った手抜き料理の方が満足感が高かったりするもんです。

・マンガとか動画見るけど、なんか面白くない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 現代には面白いコンテンツで溢れているので、消費活動ばかりになりがち
- 初期投資が少なくスタートできる生産活動をしてみよう
- 生産活動をすると消費活動に「勉強」の意味が加わる
現代人はとにかく消費活動をしがち
僕も含めてなのですが、現代人は生産活動と消費活動のバランスが乱れています。とにかく消費が多くて、生産が少ない。生産が0なんて人も珍しくありません。
かくいう僕もこのブログを始めるまで、生産0の人間でした。そのくせ映画や本などには人一倍時間を使っていたので、完全なる痩せの大食い。食べても食べても栄養になっていなかったんですね。
毎日大量のコンテンツが世の中に生み出されています。ちなみにYouTubeでは毎分500時間分の動画がアップロードされているのだとか。
昔子供の頃に、テレビ欄を観ながら、

なんて思ったものですが、そんな日ではない。なぜなら単純計算で24時間で720万時間分ものコンテンツがYouTubeで生まれているのだから。1日で30万日分の動画が生まれているんです。

バグってます。完全に需要と供給のバランスがおかしい。イっちゃってる、異ノーマル。
僕らはもう現時点で、何もしなくても一生分の暇つぶしになるコンテンツは揃っているのです。しかも現代においてどの動画のクオリティは高い。
Netflixなどで様々な映像作品も豊富に揃っています。サブスクサービスを利用すれば、なんでも聴けるし、なんでも読める。人類史上一番恵まれてた時代と言っても良いでしょう。
さらに一歩外に出れば様々な娯楽が目に入ります。お金さえあれば、延々にその娯楽性を享受できます。
こうなるとどうなるか、自分で作ることをやめてしまいます。生産活動をしなくなるんですね。

って思ってしまう。確かに慣れていない自分で二流のものを作るよりも、人が作った一流のものを享受する方が楽しい、そう考えてしまうのも理にかなっています。
でもあえて言いたいのですが、これは間違っている。消費活動ももちろん楽しい、これまでの人生で感じた満足感のほとんどは消費活動からだったと思っています。
ですが本質的な満足って、生産活動にこそ宿ります。自分で何かを作る、人が作ったものを消費する、ここにはめちゃくちゃ大きな壁があるのです。
ひろゆきさんも著書「無敵の思考」でも生産活動の重要性に関して触れられていました。
楽しさや幸せをお金を使うことで感じる人は、一生幸せになれない。消費者の人生から抜け出すためには、クリエイターになるしかない。
文章を書いて幸せ、写真をとって幸せ、こういったことで全然OKなんです。

僕がゲームをやめたきっかけ
僕はゲームを20代の間ほぼ全くしていません。小学校の頃はゲームが大好きな少年だったのですが、いつの間にか思考が変わってしまいました。
円周率が3.14の頃のゆとり世代で、ポケモンのド直撃世代。ポケモンなどのゲームはやりまくっていました。
高校生の頃も友達とモンスターハンターなどをしていましたが、受験期より前にはやめてた、えらい。そこらへんからめっきりゲームをしなくなってしまいました。最後のトドメを刺されたのは大学のプログラミングの授業。
理系で進学した僕ですが、僕の大学では理系の学部であれば一回生は全員必修でプログラミングの授業を受けさせられたのです。全く何も分からない状態で受けたのですが、面白かった。パソコンの舞台裏を見れたからでした。

なんてガチの人もいましたが、僕はそんなことは考えずとにかく単位欲しさに課題に精を出していました。
このコードを書けば、こう反応する。そういうレスポンスを見ながら進めている中で、僕の中で急速に冷めていくものがありました。それがゲームへの情熱でした。
人が作ったプログラムの中で、自分は楽しまされているんだなって感じてしまったのです。

という感じ。もちろんゲームを作るレベルになんて到底及びませんでしたが、なんとなくやっていることの全体像はうっすら見えはしました。人が作ったもので、自分は楽しまさせてもらっているってことは十分理解できました。
ここである種の裏側を知って、視点が変わった僕。

そう思う様になったのです。これは「よし、ゲーム会社に入ろう!」とかそういう話ではなく、「作る側って面倒くさそうに見えても、消費する側よりも楽しいのでは?」と気付いたのです。
生産活動のすゝめ
そんな僕の生産活動は今まさにあなたが今みてくれているこのブログ。別に多くの収入を上げているわけでも、まだまだ人気のブロガーってわけでもない。
3年以上も続けていますが、僕より遅くブログを始めて僕よりも成功しているブロガーなんてゴロゴロいる。敬愛する村上春樹先生の文章力には遠く及びそうもない。しかし、

とは胸を張って断言できます。不思議なもので、どれだけスゴい文章を読むよりも、自分で記事を書き上げる方が、興奮が大きいんですね。
確かに自分が書いた記事のクオリティなんてたかが知れてます、偏見まみれで、客観的に見れているも怪しい。
小説家とかプロのライターの方が文章を書くのに費やす時間は長い。しかも百戦錬磨の編集者の方が、チェックもしてくれているはず。
僕の方がどう考えても、文章力は低い。こればっかりはどうしようもない。でも楽しいんですね。自分で何かを作るのは、やはり何か違うのです。
自分で作ると満足感が違う、幸福感が違う。大袈裟な表現にはなりますが、自分が今ここに存在している意味を実感することができます。
別にブログじゃなくても構いません。あなたがやってみたいと思うものなら何でもOK。お金にならなくても良いから続けてみたいなと思えたらOK。
- ブログ
- SNS(Twitter、Instagram、TikTokなど)
- YouTubeで動画発信
- 作詞作曲
- 料理
- 歌の練習
- 家庭栽培
とか探せば他にも色々あります。
コツはまずはなるべくお金をかけずにスタートすることです。最初に必要以上に投資してしまうと、自分に「続けなければ・・・」とプレッシャーを与えることになってしまいます。
僕もブログを初めて開設する際は、「はてなブログ」の無料版で行いました。そこから1年して有料版に移行、さらに2年して今のワードプレスに移りました。
始めた当初は正直なところ自分に続くか不安でした。これまでにイケてそうと思って初めて趣味を尽く断念していたからです。
スケボーは実家の玄関にホコリをかぶったまま。せっかく買ったDJ機材は押し入れの奥でひっそりと隠居生活。そんな僕でしたから、

と思ってスタート。意外や意外でこれがなんと長続きしたんですね。思い立ったらリスクが少ない方法でとにかく初めてみるのが良いのかも。
買ったばかりのピカピカのノートよりも、広告の裏に書く方が勉強がはかどったなんて方もいるはず。あの感覚です、気負わない方が気楽に続けられます。
そして慣れてきたり、もっと上達したいと感じたいと思った時に道具に投資しましょう。お金をかけるのはこのタイミングで十分です。
ちなみに僕はブログを書く様にMacBook Airを買いました。もともと持っていたMacBook Proはほぼ10年使ってましたね、技術の進歩をしみじみと感じました。
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個人的にはパソコンに投資するのはおすすめ。現代のコンテンツのほとんどはパソコンから生み出されています。スマホでもある程度は補えますが、やはり物足りない。
先程のひろゆきさんの「無敵の思考」でも、パソコンに慣れている人の方がものづくりの活動が上手くできると書かれています。
パソコンは初期投資がかかるイメージもありますが、実はそこまで高くない。僕のMacBook Airは10~12万円くらいだったはず。

実は持っていて当たり前のスマホより安いなんてこともザラ。生産活動で勢いづいてきたら、パソコンへの投資を考えてみましょう。
生産活動をすることで、消費にも意味が出る
生産活動をするメリットは、満足度の向上があります。消費活動以外でも満足が減るので、出費も抑えられます。
そして他にもメリットがあるのです。それは消費活動により大きな意味を感じることができるということ。
自分で生み出す側になると、消費活動が勉強になるんですね。これが大きい。ただのインプットを超えて、参考資料として見ることができる。
ミュージシャンの人が音楽を聴く際には、音楽活動をしていない人と異なる視点で音楽を聴くでしょう。
僕も本を読んだり文章を読む際は、

なんてついつい思ってしまう。生産者の視点に立つからこそ気付くこともあり、盗みたい技術が見えてくるわけです。
僕にとって読書はこれまでは趣味でしたが、ブログを始めて勉強という意味合いも加わりました。こうなると2倍面白い。
ちなみに最近読んで最も「この表現イカすなぁ」と思ったのが、朝井リョウさんの「正欲」。自分の欲求が人には理解されない性的マイノリティーの人たちの視点が鮮烈な作品です。
僕は朝井リョウさんの大ファンで、ちょっと斜に構えてみている視点がたまらない。そして僕が最もグサッと刺さった文章が、
2/3を2回続けて選ぶ確率は4/9である様に、「多数派」にずっとい続けるのは立派な少数派である

こういう粋な表現を僕もしたい。
生産活動を行うことで、満足感は増す。そして消費活動は今よりも濃いものになります。そして何より楽しい。




まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 現代には面白いコンテンツで溢れているので、消費活動ばかりになりがち
- 初期投資が少なくスタートできる生産活動をしてみよう
- 生産活動をすると消費活動に「勉強」の意味が加わる
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!