人生は経験の総量で決まる。人生を楽しむには、体験・経験を積むしかありません。体験の数が少ない人生は貧しい人生なのです。
未経験なこと、興味のあることにはどんどんトライをするべき。そうやって経験値を積むべきなんですね。
しかしここで注意したいのが、ただ悪戯に経験を積み重ねても効果は薄いということ。
せっかく時間もお金も労力も使って経験するのであれば、身にならないと意味がありません。
僕らは経験をするべき、そして経験から得られる価値を最大化する方法を学ぶべきなのです。
人生で経験を多く積む、そうしてその経験のひとつひとつから確実にエッセンスを抽出する。こうすれば今よりもっと人生が楽しくなるはず。
・色々体験してきたけど、あんまり思い出にはなっていない
という人にむけて書きました。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
人生を楽しむには経験の総量を増やすしかない
金の価値を最大化できる年齢は26〜35歳
人生は経験の総量である。最近この考えを持つようになりました。そのきっかけとなったのが「DIE WITH ZERO」という本。
ド直訳をすると、「0でタヒね!」って感じ。いやん、過激。
あの世まで金は持っていけないから、人生で使い切って楽しみましょう、こんな内容です。
分かっちゃいるが、ここまで明確に教え諭してくれている本は初めて。多分全人類が読むべき。
これからの人生の過ごし方が変わると思う。そしてこれまでの人生を顧みると思う。
そしてこの本の中で学んだ教えが、「金の価値を最大化できる年齢は26〜35歳」というもの。おれ、今アラサー。
特に僕と同年代の方は、今買わないと後で後悔する。30代後半で金の価値を最大化できない時期に読んで嘆くのは避けてほしい。
人生は経験の総量で決まる
この本で最もシビれたパンチライン。キマるよね。
将来のために我慢して、お金や労力をケチる。節約して、来る保証のない「いつか」に備える。非常にもったいない。
そんなことよりも今しかできない経験をするべき。この本はそう教えてくれています。20代の元気で体力があるうちは貧乏旅行でも全然楽勝ですが、老後になるとそうもいかない。
同じ経験でも年を経るごとにコストは上がっていくのです。今できることは今しておかないと、人生は豊かにならない。
人生を楽しむには経験を積むべき。経験の総量を増やすべきなのです。
これまで気になっていたことをしてみる。未経験なことをしてみる。お金がネックでやっていなかったことをやってみる。
しかしここでひとつ懸念点あるんです。それはただ経験をすれば良いってもんじゃないってこと。漫然と無意識に経験を積んでもプラスにはなりません。
やっつけ仕事ならぬやっつけ経験とでも言いましょうか。
経験を積むことは絶対的な正義、そしてその経験から得るリターンを最大化することも、またビチビチのジャスティスなのです。
人生での体験を無駄にしている人が多すぎる
スマホを触って今に集中してない人が多い
体験の価値を最大化することを考えるべきなのに、みんな無駄にしすぎ。
実際に世の中を見ていると、せっかく良い経験をしているのに、無駄にしている人も多い。
行列のできるラーメン屋のラーメンをやっと食べれたのに、食べている間にスマホを触りまくっているなんて人もちらほらいます。
お金や労力をかけて貴重な経験をしている。それなのにいつでもできること、しかも無料でできることを同時にして無駄にしてしまう。
特に注意すべきはスマホ。現代人は何をするにしても、ながらでスマホをやりすぎ。スマホを触るなんかいつでもできる。
LINEやSNSのチェックなんて四六時中できる。それなのについつい触ってしまう。
スマホ依存症は、まさに現代病。人生の大半を片手でおさまるガジェットに支配されているのです。恐ろしや。
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せっかく面白いことを経験できているのに、面白みを摂取できていない。その瞬間に集中できていないケースも多い。もったいない。
ただ体験するだけでは意味がない
僕もそうなのですが、経験の価値を軽んじてしまっているんですね。たぶん心の奥底で「いつでも経験できるし良いや」って思いがあるんじゃないかと。
「人生は体験の総量である」と分かった。しかしただただ、いたずらに経験を増やせば良いってものでもない。増やしてそれを活かしていかないと意味はないんですね。
体験する場に身を置いたから、経験値がたまるだろう、人生の総量が上がるだろうというのは大きな勘違い。
あなたも法事の際に何度となく住職の方が唱えるお経を聞いたことあると思います。僕もこれまで何度なくお経は聞いてきた。そしてこれからも聞き続けるでしょう。ちきしょう。
しかしこう言われてしまうと、
ってなってしまう。だってただ聞いていただけなんだから。無意識に右から左に受け流していただけなんだから、こっちは。
これは極端な例かもしれませんが、人生で僕らはこれと似たことをしがちなんですね。ただ体験するだけでは不十分なんです。なんら身になっていない。
体験してもただこなしただけで、思い出として残らなければ意味がない。体験の価値を最大化できていないんです。
体験の価値を最大化するためにすべきこと
トヨタ式「今が何の時間なのか」を考える
ここで体験の価値を最大化するための方法を考えてみたいです。体験するだけでは足りないし、未経験のことをするだけでも十分ではない。
まずは意識を変えていきましょう。日本を代表する最強企業トヨタ自動車の方式、通称トヨタ式を参考にしましょう。
過去に読んだ「トヨタの自分で考える力」で書かれていた教えで、
というものがありました。めちゃんこシンプル、しかし実行できている人はどれだけいるのか。
漫然と行うのではなく、理由というか背景を考える。この経験から得られるエッセンスを考える。
食べ物なら食べながら、「ああ、ビタミンB摂取しているぅぅぅ」なんて考えなくても、体内に摂取される。
しかし体験に関してはそうもいかない。こなしているだけでは意味がない。「そもそも論」で考える。そもそもなんでしているんだろう、そもそも何の時間なんだろうって。
とは言え、いきなりは難しい。まずはちょっとずつでも、意識していく。個人的におススメは運動に組み合わせること。運動と組み合わせることで自然とクセづきます。
僕は趣味でランニングを行うのですが、ここで今が何の時間なのかを意識するようにしています。というか運動中ってしんどいので、まさにその瞬間にのみ意識がいきやすい。
と考えながら走っている。変じゃない、キモくない、大丈夫。不思議なもので意識しながら走ると、効果も大きい気がする。
筋トレ好きな友人も、「今この筋肉が鍛えられているぅぅぅ」と意識しながらトレーニングを行っているのだとか。
これはちょっと変なのか、いやそんなことはないはず。やはりどの部位に負荷がかかっているかを考えながら行うと成長も違うのだとか。
今が何の時間かを考える。そうして無意識に体験の時間を過ごすのを辞めるようにしましょう。
元を取ろうという貧乏根性を発揮する
続いてのアプローチは「元を取ろう」とすること。
ここはどケチ精神フル稼働でいきましょう。とことんケチになりきるのです。
体験を積む上で必ず代償を支払っています。最も分かりやすいのがお金。お金を払って、料理を食べたり、旅行に行ったり、レジャーを楽しんだりしています。
ノーコストでは経験できないことも世の中にたくさんある。
と思う方もいるでしょう。しかし時間や労力などの代償を払っているはず。
事前に予定をおさえたり、エネルギーを使って体験しているはず。マジで支払うものが0の経験ってひとつもないんですね。
元を取りましょう、こうなったら。支払った分のリターンを得れるように、ケチケチマインドを発動すべきなのです。
せっかくお金も時間も労力も使って体験したのに、何も得るものがない、思い出にもならない。これでは人生の無駄使いもいいところ。
元を取る、貧乏根性のてんこ盛り。ユニクロやGUで買った部屋着をボロボロになってもまだ使い倒す、あの精神論。買ったボールペンはインクが切れるまで使い切った、あの少年時代。
僕らは果たして体験を通して、きちんと元が取れているのか。払いっぱなしになっていないだろうか。そこをもう一度考えてみましょう。
アウトプット前提で体験をする
最後はアウトプット前提で考えるというもの。何かを経験する時に、
と考えてから挑むというもの。僕みたいに節操なくブログのネタにしても良い。SNSで発信するのもOK。後々に飲み会での話のネタにするのもイケてる。
とにかく何かを経験したら、その内容をどこかで発信するというのをクセづけましょう。ゴールは体験後にアウトプットすることだ、こう自分の中で設定する。
体験して終わりという価値観をぶっ壊す。
小泉純一郎の「自民党をぶっ壊す」みたいな感じ。体験するのは通過点、その後に何かを生み出すまでが大事なんですね。
家に帰るまでが遠足的な。アウトプットするまでが体験的な。ピロートークまでが大人の行為的な。
特に発信するツールがありませんなんて人は、まずは体験したことは絶対に人に話す様にする。
「エピソードトークとしてこすり倒す!」という気概を持ちましょう。
なんて人には、「アウトプット大全」がおすすめ。様々なアウトプット方法が学べます。
アウトプットを前提とすることで体験を目一杯享受できる。また失敗しても、手痛いことがあっても笑い話にできる。こうすることでどんな体験をしても、前向きに捉えることができます。
体験・経験の価値を最大化し、チャンスを掴める体質に
感度と集中力を研ぎ澄ます
人間に訪れる体験の機会やチャンスは実はそこまで差がないのかもしれません。ただそのチャンスを活かせる人とそうでない人がいるのもまた事実。
せっかくのチャンスを無駄にしないために、必要なものは感度と集中力。
自分の身に起こっていることを的確に察知し、その出来事に集中しないといけない。
この2つを鍛えるために、体験の価値を最大化する取り組みが非常に効果的なのです。
日頃から自分が体験することに、集中して取り組む。スマホをいじったりせずに、取り組む。いつでもできるチャットやSNS閲覧なんかせずに、体験している時間を能動的に過ごす。
同じ時間と同じ内容を過ごしていても、人によって得られる経験値は様々。
どうせだったら余すことなく、体験の旨味を味わいたいのが人情ってもの。沖縄では、豚は泣き声以外食べると言う。これに習って僕らは、失敗の部位も含めて体験を食べたい。
同じものを見ても、すべらない話にできる人もいる
https://news.mynavi.jp/article/20200420-1020309/より引用
昔何かの番組で、松本人志が言っていました。
「同じものを見ても、同じ体験をしても、面白い話ができる奴とできひん奴がいる。」と。
これはまさにそうで、感度というのか着眼点というのか、得るものに差があるからなんですね。
松本人志と素人が同じ場面に遭遇して、素人は素通りしても、松本人志はきちんとすべらない話にすると。
経験に差はなくても、吸収する過程で差が出る。とある体験をして人生が変わる人もいれば、ただ無駄に過ごす人もいる。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生を楽しむためには、経験の総量を増やすべき
- 体験の価値を最大化するための方法は、アウトプット前提で考える
- 同じ体験をして素人は何を感じなくても、松本人志はすべらない話にしてしまう
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