生きていれば、つらいことはある。間違いなく苦しいことも、しんどいこともいっぱいある。それでも生きていかないといけない。
そんな中で、とっておきの対処法があるんです。それは、
ということ。自分の抱えているしんどいこと、面白おかしくリミックスして、体の外に出してしまう。発信して、昇華してまうこと。
僕らの体に不要に溜め込むから、ストレスを感じてしまう。体の外に吐き出してしまいましょう。
Life Is Contents。僕らの人生は、悲劇であると同時に、喜劇なんですね。
・しんどいことが多いから、ストレス解消したい
という人にむけて書きました。
人生は、悲劇であり、喜劇である
人生は思うようには運ばない
毎日良いことばっかりではない。つらいことや苦しいことなどたくさんある。
飲み屋さんで知り合った50代半ばのおじさんにいたく気に入られ、連絡先を聞かれ交換。「行きつけのバーに連れて行ってあげる」と頼んでもいないのに、誘われる。
平日の夜を指定され、仕事終わりに向かう。延々自慢話と、バーでの振る舞いの説教をされまくり、最後は驚くなかれ割り勘。
50代半ばで、20代後半を呼びつけ、長々と自分の話と説教を聞かせた挙句、奢ってくれるわけでもない。
口は出すけど、金は出さない。もう僕は手も足も出ない。
日本は不景気とは聞いていましたが、ここまで不景気だったんですか、岸田首相。
うん、つらい、しんどい。人生は思うようにいかない。思うように行ったら行ったで面白くないとは思う。でもつらいものは、つらい。
人生は良いことが2割あれば御の字
僕が小学生の頃に、母の実家に行った際に祖母に言われたのが、「人生は悪いことが8割、良いことが2割あればもう幸せなんだよ」ということ。
昔は「そんなに少ないなんて、嫌だな・・・」と思っていました。しかし今になって、
と感じる。やはりお年寄りの発言には、含蓄がある。
確かに毎日クソッタレな生活。思い返してみても、嫌なことは多かった。きっともあなたも半生を振り返って、つらいこともいっぱい思い出せるはず。
そして何より悲しいのは、これまでつらかった分だけ未来は明るい、なんてことは全くないってこと。
人生はしんどい、しんどかった、きっとこれからもしんどい。どうしよう、人生ってこんなにクソゲーでええのん?
人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である
ここでちょっと考えたいのは、世界が誇る喜劇王チャールズ・チャップリンの名言。
人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。
確かにドラマや映画で、人の不幸や、人生のトラブルが大きければ大きいほど、観ている僕らはハラハラするしドキドキする。
僕らもまた同じで、自分にとっては悲劇でも、他の人からしたら喜劇なのかもしれない。
何が起こったかよりも、どう捉えるか。
人生はつらいことが確実に起こる。それならつらいことに対する接し方を変える、これが一番合理的かもしれません。
人生はコンテンツ化した方がいい
Life is contents!
つらいことへの接し方で一番オススメなのは、コンテンツ化してしまうというもの。
自分がつらくてつらくてたまらないものでも、一度体の外に出してリミックス作業をする。そしてそれを人に提示できたら、それはコンテンツなんです。
しみけんの「モテる男39の法則」という本にストレス解消について載っていました。とにかくモテたい、女性に好意を持たれたいって人は悪いことは言いません、読んでみて下さい。
ストレス発散は「出して」いかなければいけないというもの。体の外にとにかく出すんです。
暴飲暴食などのため込む行動より、掃除をしてゴミを出したり、運動で力や汗を出したり、映画を見て泣いて涙を流したり、カラオケに行って声出したりなどの吐き出す行動を心がけるのが良いらしいのです。
つらいことは体の外に出した方が良い。どうせ出すならコンテンツ化して、排出した方がコスパが良い。
「闇金ウシジマくん」なんかに出てくる話もまさにそう。もし自分の身に降りかかったら絶対に失禁する。けどコンテンツとして、作品として、読む分には最高に面白い。
その不満、言えば愚痴。書けば文学
僕らにとってしんどいことや苦しいこと、その気持ちを引き起こさせた体験って非常にパワフル。コンテンツにして昇華してあげるのが良い。
僕がめちゃくちゃ好きなキャッチコピーに、「その不満、言えば愚痴。書けば文学。」ってのがあります。これは本当にそう思う。
溜め込んだ気持ちを、切った貼ったしてあげたら、それはもうエンターテイメントなんですね。
人生をコンテンツにするために
嫌なことがあっても、それはそれでオイシイ
僕が最近読んだ中で、一番感銘を受けた本が、三浦崇宏さんの「言語化力」。元博報堂、The Breakthrough company GOの代表さん。
「自分の意見を言いたいのにうまく言えない人。自分の言葉に影響力を持たせたい人。そんな人は、本書を読むと、間違いなく多くのヒントが得られるだろう。」このレビューに偽りなし。
言葉をうまく扱えない大人は、ただの野蛮人。
この本の中で、僕の心に響いたフレーズのひとつが、
人生は悲劇であり、喜劇である。というか、人生はそもそも劇なのだ。何が起こっても、僕らの人生はドラマチックになる。
かの松本人志も、散々なことが起こっても、「それ、オイシイなぁ」とコメントする。エピソードとして、優れたものになるから。
失敗もオイシイ、成功もオイシイ、何もしない・起こらないのはオイシくはない。こう考えると、人生を前向きに捉えることができる。
嫌なことはどんどん外に表現しよう!
発信する媒体は何でもOK
その「Life is contents」を体現することと、発信活動は非常に相性が良い。
何よりもオススメなのはストレスの根源に向き合えるってこと。現実逃避よりも、よっぽど根本的な解決になる。
気を紛らわして臭い物に蓋をしても解決しない。その臭い物を臭くなくす、もしくはゴミ収集日に出す。
過去記事にもしましたが、生産活動・アウトプットを行なっていきましょう。アウトプットすることで、コンテンツ化していくのです。
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例えばコンテンツ化するには、以下の様な方法があります。自分の好みに応じて、ツールや手法を使い分けてみてください。
- 人に面白おかしく話す、ネタにしてしまう
- ブログ
- SNS(Twitter、Instagram、TikTokなど)
- YouTubeで動画発信
- 作詞作曲
人のトラウマにこそ、名作の種が宿る
やはり発信してネタにしてしまうのが一番良い。僕は映画が好きでよく観ているのですが、すぐれた作品には共通点があります。
それはその監督自身のトラウマをベースに映画を作っていること。その監督の抱えている悩みを昇華した映画は、すぐれた作品になることが多いのです。
例えばスティーブン・スピルバーグ監督は、勉強もできず、奥手で人気者とは全く真逆の存在でした。自分に存在意義を感じれない日常生活に嫌気がさす。
(REUTERSロイターより引用)
まだ全貌が見えていない宇宙なら、自分の居場所があるのかも。そう思って、少年時代を送っていました。
そうしてできた映画が名作「未知との遭遇」。彼の宇宙にかける思いや、日常生活の不満が詰まった大傑作となりました。
またスピルバーグ監督は父親と不仲でした。実はスピルバーグ作品を観ていると、「善良な父」って出てきません。ネグレクト気味だったり、子供に対して愛情がなかったり、そんな父ばかり。
僕が好きな作家の朝井リョウさんも、きっと学生時代にトラウマがあって、それを昇華しているはず。これはかなり偏見も入っているけど。
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僕らの内面の苛立ちや葛藤は、秀作・名作につながりやすい。小手先でなく、本当に心が動いた出来事だから。
「売れそうだし、いっちょ宇宙人でも出してみっか」という志の映画とは一線を画しているんですね。
全く同じ経験ってのはないにしても、その苦悩は万人に共通だからです。しんどいことは、すぐれたコンテンツの種になりえるんですね。
仕事でも報連相が大事というのは周知の事実。特にミスったらすぐに報告しないといけない。
これと同じノリです。しんどいことやつらいことがあったら、すぐにコンテンツ化してしまいましょう。
つらいことでも、立派な人生の経験値
ツラいことがあっても、どこかで活きる
Life is contentsと考えられると、人生はかなり楽になります。しんどいこと・つらいことは、非常にオイシイ。ネタとして最上級のものだから。
自分達からしたら悲惨な限りで、涙を禁じ得ない。そんなものほど、コンテンツ化したら、傑作になりやすい。
2時間ドラマでも起伏がないドラマなんぞは観れたものではない。
感情の波があったり、思わず目を覆ってしまう様な身悶えする出来事があるからこそ面白くなる。
僕らの人生もそう思うと、何か苦しいことが起こるのは決して悪いことではないかもしれません。トラブルがあり、挫折があるからこそ輝く。
「自分の人生の、主人公は自分」とはよく耳にするフレーズですが、この言葉を今一度噛み締めましょう。視聴率のとれない、再生回数が伸びないドラマは味気ない。
楽しいことが多い人生、素晴らしい。つらいこと・苦しいことが多い人生、素晴らしい。何もない人生がきっと一番つまらない。
と過去記事でも触れました。
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人生の価値は経験の総量で決まる。毎日を充実させるために、経験を優先する。
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僕らは経験値をどんどん稼ぐ、そしてそれをネタにしていく。そうすると、人生はもっと楽しくなるはず。
ベジータとナッパが地球に襲来した。フリーザがナメック星にいた。セルゲームなんてものが開催されてしまった。こんなん登場人物からしたらたまらない。
しかし読者の僕らからしたら、ページをめくる手が止まらない。
人生を神回にするために
どんな経験でも、経験は経験。楽しい、つらい、関係なく経験なんです。自分の引き出しを間違いなく増やしてくれる。内面の肥やしになる。
人生は喜劇であり、悲劇である。とにかく人生は劇なんです。僕らはその人生の真ん中にいるべき舞台俳優。どうせ演じないといけないんです。
だったら、劇の中で踊って踊って踊りきってから、前のめりにくたばりたい。
これまでにない神回を作ってから、幕を下ろしましょう。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- しんどいことは間違いなく起こる、何が起こるかよりもどう捉えるか
- しんどいこと・辛いことは、良質なコンテンツを生み出すためのタネになる
- 人生は劇、どうせならドラマチックな神回を演出して、幕を閉じよう
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!