あなたは時間とお金どちらを優先して生きていますか?たぶんお金じゃないかと予想します。
金 vs 時間。パッキャオ対メイウェザー。クロロ対ヒソカ。どっちが勝つねん。
・時間とお金のどちらを優先して働けば良いのか分からない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
「もう答え言うてもうてるやん・・・」と思った方もいるでしょう。そうです。
優先すべきは、お金よりも時間です。時間に余裕がない人の方が、幸福感が弱く、生産性が低く、ストレスも多いと研究結果で明らかになっています。
すべきことは簡単。お金を払ってでも、時間を生み出す選択をすべき。
具体的な金額とは厳密には違うので、ハピネス・ドル(h$)という単位にしています。
時間をお金に換算すると
- 時間を優先する思考に切り替える:2,200h$
- 時間を味わう:3,600h$
天気を楽しむ、料理を味わうなど、その時間に満足する - 外注する:18,000h$
掃除・料理・洗濯など、一番嫌いな家事を外注する - お買い得品を探す:-3,300h$
オンラインショッピングで何時間もかけて値段を比較しない - 休暇:4,400h$
追加であと8日有給休暇をとる - 人付き合い:5,800$以上
働き詰めから、家族や友人との時間を増やす - 能動的な余暇:1,800h$
ネットサーフィンなどよりも読書など能動的な時間を過ごす
とにかく細かいことはいいんです。「時間>お金」、この前提に立つ。
時間を大切にすると決めることで、年収5万ドルの人が年収2,200ドル昇給するのに、相当する幸福感が得られます。
お金を優先してしまう現代人
「時間→お金」の変換に慣れすぎた
時間を犠牲にしてお金を貯めてきた
僕は大学生の頃、とにかくお金がなかった。マクドナルドで女の子に100円のドリンクを奢るのにも二の足を踏むくらいにお金がなかった。
おそらく、その反動。僕は社会人になったら、絶対にお金にゆとりにある生活をしようと決めていた。
内定を5社もらったけど、会社の規模が最も大きく、平均年収が最も高い会社を選んだ。
お金の勉強もした。残業も高時給のバイトだと張り切ってしまくった。
節約にもせっせと励み、その結果、貯金は1,300万円を突破した。20代でここまでいけば大したもんなはず。
時間をお金で買うのは意識しないとできない
特に後悔もないし、不満もない。しかし確実にひとつ言えることは、「お金>時間」という感覚で20代の社会人人生を過ごしていたということ。
- 残業しまくる
最も忙しい時は、80〜100時間くらいもしていた - 多少遠くても、少しでも安いスーパーに行く
- 安い商品でも買う際には、ネットで事前に調べまくる
こういった行動を日常でもしまくってた。
でも意識しないと、時間を重要視することってできない。なぜか?
それは時給制の労働をしてきているから。時間をお金に変えるのって、ほぼ全員が経験してる。
アルバイトもそう。残業だって、残業時間に自給をかけて支払われてる。
「時間→お金」は、ほぼ全員はしてる。だから無意識に、お金は時間よりも上だと思い込んでる。
「お金→時間」は、自発的に行わないと発生しない。自分で優先順位を切り替えないといけない。
裕福さの象徴は、お金ではなく時間
時は金なりではない、金は時なりが正しい
時は金なり!Time is money!思えば、このことわざも悪い。「朕は国家なり」みたいに、前半部分の方が、後半部分よりも価値が下っぽい場合に使う。
私という存在は、なんと国家に匹敵するんでですよ、どやさ。これが「朕は国家なり」。
時間って、じつはお金くらいに価値があるんですよ。これが「時は金なり」。
時間はお金のように数値化できない。何時間とか何分とかって把握はできる。
同じ1時間でも、人によっては価値が違う。その1時間で、できることも限られる。
1万円なら、誰が使っても1万円。天才が買い物行っても、1万円以上のものは、1万円では買えない。
だから共通の基準で、価値を測りやすいお金を僕らは重要視してしまっている。
本当の裕福は時間を持っている人である
ちなみに昨今では、裕福さの象徴が変わってきているそうなんです。
経済的な裕福さをアピールするのが、これまでは裕福とされていました。
しかしSNSやYouTubeを見ていれば分かりますが、高級車やブランド品を所持している人って山ほどいる。差別化できていない。
今では時間という限られた資産を持っている人の方が、裕福であるという風潮になってきているんです。
「オレめちゃくちゃ高い車に乗って、全身ハイブランドやで」これが昔の裕福アピール。
「DIY楽しいし、ソロキャンプも充実してる。好きなことだから、時間をあえてゆっくりかけるんやで」これが今の裕福アピール。
科学的にも「時間>お金」
時間を優先すると、万人が幸せに
ハーバード・ビジネススクールのアシスタントプロフェッサー、かつ心理学者でもるアシュリー・ウィランズの著書「TIME SMART(タイム・スマート)」。
この本にて、時間の重要性と、お金よりも重要視すべき理由が記載されています。
お金よりも時間を大切にすると、なんと結婚した時の約半分もの幸福を得られます。
この幸福感の状態は、あらゆる人に当てはまる。収入、学歴、子供の数、配偶者の有無なども関係ない。
時間を重視する人は、お金を重視する人よりも、配偶者と幸福な結婚生活を送れる。
時間を節約するためのサービスにお金を使うカップルは、質の高い時間をより長く分かち合い、幸福感を増すことができる。
時間の節約にお金を使うと、あまり自分を支えてくれない配偶者を持つ不幸も、いくらかは消し去られる。
お金を払って、ハウスクリーニング業者に家の掃除をしてもらうと、良い聴き手になる勉強するのと同じくらいに結婚生活にプラスになることも分かってる。
時間不足は深刻な問題である
現代人は「忙しいことがカッコいい」と錯覚している
ちなみに、アメリカの勤労者の50%は「いつも大変忙しい」、70%は「いつも時間が足りない」と考えている。人々の時間不足は、深刻な社会問題になってるっぽい。
ちなみに時間がないサラリーマンのデメリットはこんな感じ。
- 幸福感が低い
- 生産性が低い
- ストレスが多い
- 運動する機会が減る
- 健康に悪影響
脂肪や食塩の多いファーストフードを摂取し、心血管疾患になるリスクが高い
ここで厄介なのが、多忙な人の方が有能に見えてしまうというところ。
ノンストップで働いて、めちゃくちゃ忙しいと自慢するサラリーマン。地獄のミサワ的な。
こういう人は、優れた働き手で、より多くのお金を持っていて、評判も高く見えると調査から分かっています。
時間を節約することにお金を使うとハッピーになれる
哲学者のブレーズ・パスカルは「人類の抱える問題はすべて、部屋に一人きりで静かに座っていられないことから生じる」と述べています。
要するに人は一人の自由時間を過ごすのが下手。だから忙しくしたくなってしまう。
社会的な見栄えや、本能に従うと、時間を犠牲にしてしまう。意識して、時間を優先しないといけません。
働いている成人に、別の週末にそれぞれ40ドルを支払い、このお金の使い方を指示をしました。
- 最初の週末には、その40ドルで自分のためのモノを買うように指示
Tシャツや化粧品などを購入 - 次の週末には、どんな形でも構わないから時間を節約するために使うように指示
テイクアウトの食事、バスの代わりにタクシーなどを利用
この結果ですが、時間を節約するためにお金を使った方が幸せを感じ、ストレスが減ったんです。
またとある実験では、卒業間近の大学生1,000人以上に、時間とお金のどちらを優先するか尋ねました。
2年後の幸福度を測定すると、時間を優先する学生の方が、お金を優先する学生よりも幸福だという結果が出ました。
ちなみに調査を始めた時点で、彼らがどれだけ幸せだったかは考慮した上での結果。
結局のところ結論はこの一行。
時間持ちになるためにすべきこと
時間を無理やりお金に換算すると
お金よりも時間を優先するのは、実は小さな選択の積み重ねなのかもしれない。
この本の中では、ハピネス・ドルという面白い概念を紹介してくれています。
年収5万ドルの人が1万ドル昇給する幸福度。大嫌いな雑用や家事を外注した時の幸福度。
実はこれらの幸福度の上昇は同じ。年収5万ドルの人にとって、家事外注は約1万ドルに相当する幸せと定義できます。
もちろん厳密には必ずしも一致するわけではない。結構ざっくりした概算です。
しかし時間をどう生み出せば、どれだけ得するのかは、直感的に分かる。
ハピネス・ドルを、「h$」としてまとめてみます。
時間をお金に換算すると
- 時間を優先する思考に切り替える:2,200h$
- 時間を味わう:3,600h$
天気を楽しむ、料理を味わうなど、その時間に満足する - 外注する:18,000h$
掃除・料理・洗濯など、一番嫌いな家事を外注する - お買い得品を探す:-3,300h$
オンラインショッピングで何時間もかけて値段を比較しない - 休暇:4,400h$
追加であと8日有給休暇をとる - 人付き合い:5,800$以上
働き詰めから、家族や友人との時間を増やす - 能動的な余暇:1,800h$
ネットサーフィンなどよりも読書など能動的な時間を過ごす
会社の給料を上げるのは難しい。副業で稼ぐのは難しい。でも時間を生み出せば、高収入の人と同じくらい幸せになる。
時間を生み出すためにすべきこと
先ほどのハピネス・ドル以外でも、日常生活で時間を生み出す方法は多くあるはず。
例えば僕の場合は、こんな感じ。
時間持ちになるには?
- コンタクトレンズを2week→1dayに変える
洗う手間が地味に面倒、レーシックとかでも良いかも - 会社に行った日は、晩御飯は惣菜をメインにする
本を読みながらご飯を食べるから、外食ではなく惣菜で - Amazonで日用品を買う
Amazonでは割高なモノも多く、安いドラッグストアなどで買っていた - 本の購入に悩まない、気になったら買う
本を買う前の吟味に、これまで時間をかけすぎてた - 気になった映画は、レビューを気にせずとりあえず観てみる
観る映画を決めるのに、映画くらいの時間をかけてた
個人的に時間節約になったのはヒゲ脱毛かな。めっちゃ時短になったので、オススメです。
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人生をより充実させるために
時間を優先して生きる。簡単なようで難しい。僕らはすぐにお金に惑わされてしまいます。
10円でも安く買うために、スーパーをハシゴする。何個もネットサイトで値段を比較する。
これで幸福になれると、科学的にも証明されてる。
今までお金に向けていた気持ちを、今度は時間に分けてあげる。
考えてみると当たり前。お金持ちの資産はほぼ無限。イーロン・マスクは資産を35兆円以上持ってるらしい。
一般人の資産額から見ると、あまりに桁が違いすぎてピンとこない。でもイーロン・マスクも、僕も、あなたも、1日は24時間。
お金よりも時間。これが僕らのこれからのテーマ。時間持ちこそ、これからの真のブルジョワ。
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 僕らは時給性に慣れているので、時間をお金に変換するのに抵抗がない
- 時間を生み出すことは、多額のお金による幸福度上昇に匹敵する
- お金は無限に持てるが、時間は持てても限りがある
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!