誰かと話しても、葬式にでも参加しているような沈黙が訪れる。あれ、誰かが鬼籍に入ったんかなって。
人間の悩みは全て人間関係に帰着するって言われてる。その人間関係の悩みのいくらかは、会話が続かないってことのはず。
つまり誰との会話でも気まずい沈黙がなくなり、程よく盛り上がれば、人生の満足度は確実に上向くはず。
・仲の良い人以外と会話しても、盛り上がらない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
細かいテクニックはありますが、心構えとしては大きくふたつ。
- 誠実な関心を寄せ、相手に重要感を持たせる
- 相手との会話のコミュニケーションコストを下げる
※相手が会話をする負担を下げる
キモとなるのは、どちらも相手目線に立つということ。会話を盛り上げるには、相手の協力が不可欠だからです。
自分が話してお金を稼いでいる人より、人の話を聞いてお金をもらっている人の方が世の中には多い。カウンセラーや接客業の人たちなど。誰かの話を聞くより、誰かに話を聞いてもらう方が需要があるわけですね。
この記事のまとめ
- 盛り上がらない会話には総じて共通点がある
- 会話を盛り上げるためには、逆マウンティングをすべし
- 会話上手になり周りの人に好感度を与え、社会で生きやすくなろう
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,400万円達成
会話をしているようで、できていない
いきなり質問から始めます。あなたに誠実な関心を寄せているからこそ問います、ホントやで。
どうでしょうか?
って反射的に回答してくださった方は少し待ってください。
ここでの会話は情報交換のニュアンスはありません。相手ときちんと心からコミュニケーションをとれていますかってことです。
話半分に相手の言葉を聞いていませんか?スマホを触りながら、適当に相槌を打っていませんか?会話が終わって相手の言った内容をきちんと覚えていますか?
ここで迷わず「YES!」って答えられていないなら、会話している気になっているだけかもしれません。
同じ母国語を使っているので、会話できているように錯覚しているだけです。本当の意味で意思疎通を図れている人は意外と少ない。
って反感を抱かれた方もおられるでしょう。できてます、おそらく。客観的にみても、できている方だと思います、きっと。
- 終電を逃してヒッチハイク、大阪から奈良の自宅まで帰る
- スイッチバーで知り合った男性に誘われ、一人も知らない男女4:4の合コンに参加し場を盛り上げる
- 飲み屋で知り合ったおじさん、後日その人の誕生日に誘われサシで飲む
- 男三人で旅行に行き、観光で来ていた女性二人と親しくなり、その後の日程全て共に行動した
- ミナミのバーに週一でダラダラ勤務するも、自分のバースデーイベントで100万円の売上を上げる
ここ数年はスマホとの付き合い方も見直し始めました。人と話している時は、緊急の用事がない限り、一秒もスマホを触りません。
ということで、あえて言おう。僕はコミュニケーション玄人であり、会話マイスターであると。
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会話下手には共通点がある
勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。
プロゲーマーのときど。勝った試合は見直さず、負けた試合だけを見返すと著書に書いていました。
これはゲームだけでなく、全てのことに当てはまるはず。
長続きしない会話には、共通点がある。盛り上がらない会話には、すべからく共通点が潜んでる。
会話の質を下げる原因とは?
- 相手の話を深掘りしない
- 相手の話に興味を持っていない
- コミュニケーションコストが高い
一つ目と二つ目は分かりやすいはず。
- 相手の話の中に出ているキーワードを拾って質問できていない
「先週は家族とゴルフに行ったんだよね」→「ゴルフは長くされているんですか?」、「お子さんはおいくつなんですか?」など - 相手に一方的に話し続ける
自分がしたい話ばかりを延々と続けるのは愚の骨頂 - 相手の話に対するリアクションが毎回同じ
「スゴい」、「ヤバい」しか言わない、悪い意味でスゴくヤバい
ここでちょっと分かりづらいのは、3つ目。コミュニケーションコストに関する話。
コミュニケーションコストとは、意思疎通を図る時にかかる時間や負担のこと。自分が相手の話を聞く時に、相手の負担をいかに下げられるかが重要。
例えばあなたが野球やサッカーなどのスポーツの話を人にするとします。もし聞き手が、野球やサッカーをしたことがないし、なんならルールも知らないとします。
逆にルールもばっちり知ってる。ある程度有名な選手も知ってるし、細かい用語も把握している人がいたとします。
自分に知識がないと、相手にとってはただの負担。相手が話したい内容をするまでに、事前の説明が不可欠になってくるからです。
野球やサッカーの概要やルールの大枠を話し、自分が触れたいエピソードを話す。そのエピソードが、野球やサッカーにおいてどのような意味を持つのかも説明する。この一連の流れが求められる。普通にダルい。
必ずしもマニアックな知識は必要ありません。知らない方が多数派という知識もあります。それでもとにかく知識を身につけた方がいい。
継続的に、意識的に、日常的に、インプットを行う。気になったことは調べておく。本を読んでおく。忘れそうならメモしておく。一般常識は身につけておく。
僕らは話をする時に、自分のしたい話の前提知識が相手にあると、めちゃくちゃ話しやすい。それは相手も同じ。
会話力を上げるにはコツがある
会話をするにはコツがある。そしてそのコツは言語化されないといけない。言語化できないと、再現できないしね。
会話を盛り上げるためにすべきこと
- 自分と相手が話す割合を4:6にする
- ペースとテンションを合わせる
- 逆マウンティングする
- 相手を褒めまくる
- 相槌は+αを心がける
自分と相手が話す割合を4:6にする
会話を長続きさせるには、相手の方が多く話している状態が理想。
しかし自分が一方的に聞き続けても仕方がない。「聞き上手になりたい」って意思は大事ですが、とりあえずずっと聞くのではダメ。
ここで質問。会話の主導権を握っているのは、話し手でしょうか、それとも聞き手でしょうか?
会話を航海に例えると、確かに話し手がオールを漕いでる。しかしどこに進むかを決めている航海士は聞き手。
話し手が自分のことを話し、聞き手は質問したり相槌を打つことで、会話の方向性を決めてる。
つまり相手に喋らせてばかりいると、氷山にぶつかったり、袋小路に迷い込んだりする。だから自分も適宜話して、会話を調整する必要があるんですね。
と思う方もいるでしょう。
「4:6」の比率は、あくまで最終到達点。最初は自分が多く話して、会話自体にリズムをつけましょう。
仮に「10:0」でスタートしたとしても、相手に質問をして、話す機会を増やす。そして最終ゴールの「4:6」に持っていくイメージです。
ペースとテンションを合わせる
スムーズに運んでいない会話の代表例として、話し手と聞き手にギャップが生まれているものがあります。
話し手はめちゃくちゃ早口でテンションも最高潮。しかし聞き手は寝起きで、ゆっくりしか喋らないしテンションも低い。
この会話は絶対に盛り上がらない。たぶん数分後に気まずくなって、話したことを後悔し始めてるはず。
正直言うと、見せかけでもOK。相手が話している会話のペースと、その時のテンションを合わせる。合っているように見せる。
相手が少し早口なら、自分も少し早口に。相手が質問に対してゆっくり回答するなら、こちらもゆったりとした口調で質問する。
逆マウンティングする
元マルチ商法トップセールスというゴリゴリに面白い経歴を持つDr.ヒロさん。その著書「思い通りに人を動かす ヤバい話し方」。
ここに載っていた方法で、今すぐ使えるテクニックが載っていました。それが逆マウンティング。
話している相手が、何に興味を持っているか。そんなん分からん。相手の心はさすがに読めない。
これは思い当たる場面も多いでしょう、僕ら自身もきっとそう。
人は他人のことより、自分のことに関心がある。「僕らが何者であるか」よりも、「僕らにどう見られているか」の方が、興味津々。
そのために使うのが、逆マウンティング。例えば趣味がゴルフという人がいるなら、
とか聞いてみる。相手が自分と同じスポーツをしていて、強豪校に在籍していたなら、
とかコメントする。
自分もしたことあるけど、あなたほどのレベルに達していない。だからアドバイスがほしい。このスタンスで臨めば、あっという間に相手を接待できる。
相手を褒めまくる
とにかく相手を褒めまくる。プライドも見栄もいらない。相手を気持ちよくさせる。
人付き合いのコツなんて、突き詰めると、自分が相手にどんなメリットを提供できるかに尽きる。
お金もかからず、難易度も低いのが、とりあえず褒めること。相手を上機嫌にさせることは、間違いなくメリットだから。
内面を褒めるのは一見難しそうですが、気にすることはありません。
- 天才!
- 頭良いですね!
- 絶対にうまくいくと思います!
この3つのワードを、タイミングを見て使っていくだけ。
また相手を褒めたり称賛のコメントを送る前提で話す。するとその人の良い部分が自然と目につくようになる。
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相槌は+αを心がける
相手が何を話すと、僕らは相槌を打つ。
- はい
- はい、はい
- おー!
- なるほど
- たしかに
- そうですね
相手が話の途中であれば、上記の相槌をランダムに発するだけでOK。超簡単。
しかし大事なのは、話のオチにあたる部分。相手が労力と時間をかけて話したのに、「スゴい」とか「ヤバい」とかで片付けてしまうのは非常に良くない。
ここで+αがほしい。「スゴいですね。〇〇さんの話聞いて、感動しました!」とか、「ヤバいですね、めちゃくちゃ鳥肌立ちました!」とか。
思ってなくても良いから、とにかく相槌に何かを付け加える。
会話の主導権を握っているのは聞き手。その聞き手ができるのは、質問とリアクション(相槌を含む)のみ。
今までは、一言で片付けていた相槌に、もう一言付け加える。これだけで相手はもっと話してくれるようになる。
会話が下手な人には価値がない
厳しいこと言っちゃおう。あえて耳が痛いことを言ってみよっと。
会話が下手な人には価値がありません。一緒にいることで人にメリットを与えられないからです。
人と話している間にスマホを触っている時間なんて、ありゃしません。SNSで自己承認欲求を満たす前に、人から聞いた話を覚えておくようにしましょう。
社会人になってつくづく思うのですが、人と親しくなる能力は必要です。
上司に媚びを売れってわけではないですが、仕事でもプライベートでも接した人にそれなりの好感度を持ってもらう必要があります。
働き出したら、誰も守ってくれない。学校なんかでも守ってくれる熱心な先生もそこまでいないですが、授業料を払っている分、依頼すれば対処はしてくれる。
しかしお金をもらって属している会社では、人に助けてもらえるかは、自分の好感度次第。
上司は部下を管理するのが仕事ですが、いちいち守ってくれるほどできた上司は会社の中に数人しかいない。そしてあなたの上司は、きっとその数人ではないはず。
昔に見たテレビ番組で、イチローはストライクゾーンの決まった範囲に来た球なら、体のひねりやフォームでほぼ全てヒットに持ち込めると言っていました。
これを見習う。僕らも会話が通じない人や、極端に価値観の違う人や、年齢の離れた人以外であれば、会話のヒットを打てるようにしておきましょう。
芸は身を助ける。会話上手は身を救う。
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
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サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!