街コン、名前は知っていました。興味もありました。ですが、今まで行ったことはありませんでした。
しかし、東京に引っ越して半年。休みの日は基本1人で行動。パートナーはおろか、友人・知人もほとんどいないそんな始末。気付けば、仕事以外で口を開いていないかもしれない。
この状況にも飽きてきました。「出会いが欲しい」・「自分から動かなければ何も始まらない」ということで、意を決して街コンへ。
場所は新宿、値段は7,000円。結構値段は高い、女性は何と2,000円。男女不平等では・・・笑
せっかく高いお金を払ったんだから元をとろうと挑んできました。起こったことや感じたことを隠すことなく書いていきます。これから参加する方の参考になれば幸いですね。
・出会いが欲しい
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 「出会い」は待っているだけでは訪れない
- 街コンは実は利益率の高いよくできたビジネスモデル
- 人数が多い街コンは好きなタイプもいる確率は上がるが、女性に覚えてもらえるかは別問題
「出会い」は、実はかなり難易度高め・・・
世の中で、魅力的なのにパートナーがいない男女をたまに見かけます。見た目も良いし、性格も穏やか。なのに、なぜ・・・
すると、たいがいそういった人々は次の様に答えます。僕は知っています。
そう、実際そうだと思うのです。というか、僕自身もパートナーがいない理由を質問される場面があれば同じ様に答えます。
ですが、最近気付いたのです。
僕の話をすると、生まれも育ちも関西。今年の4月に東京に転勤。縁もゆかりもないので、友人・知人がそもそもほとんどいない。いても、休みの日に会うくらいの仲でもない。笑
こうなると、指を咥えて待っていても、パートナーはおろか友人の一人もできやしない。半年間過ごしましたが、自発的に行動しないと何もない。
放っておいても、運命の出会いなどはない。気付けば、声を発するのは、会社のつまんない会議か、ライフやダイエーの店員さんへ「袋いりません」と言うくらい。
こんなことでは、見た目がタイプでフィーリングが合う素敵な女性との出会いなんて夢のまた夢。笑 在宅勤務の思ってもみなかった弊害がここに。
そんな時に、思い出したのが「街コン」。友人が参加し、面白かったというのを思い出したのです。
なんて、小馬鹿にしていたのももはや過去。実際に、休みの日も一人行動しかしていなくて、そろそろ飽きてきたんですね。
1人行動が好きでも、半年間もぶっ続けているとさすがに変化が欲しくなる。これ、新鮮な発見でした。笑
もう何なら、気が合う男と友達になれるのでも良かった。というか、仕事以外でほとんど喋っていなかったので、楽しいコミュニケーションが欲しかった。
というわけで、Googleで「東京 街コン」と検索したわけです。
「街コン」会場に行くまで
驚きました。調べてみると、数多くの街コンが催されているのです。しかもコンセプトも様々。
- 高身長男子(175cm以上限定)
- 高収入縛り(年収500万以上、もしくは公務員・大手企業在籍)
- ぽっちゃり女子限定
などなど。しかも、もっと驚いたのが、どの街コンも結構売り切れているんです。知らなかっただけで需要がある街コン業界。
衣食住が揃うと、人間は孤独を埋めるものにお金を使うのでしょう。すごいビジネスチャンスがありそうです。
そして、全ての街コンに共通する特徴が。それは、男性側が女性側と比べて割高なこと。
男性6,000円、女性1,000円みたいなのもザラ。
と言いたくもなりますが、もうこういうのがスタンダードみたいなので致し方なし。「相席居酒屋」とかもそうですが、基本的に出会いの場では男性は割高なのでしょう。
でもそれでも行ってしまっている。
年収・職種縛り街コン、マジ混んでる
さて、結局選ばれたのは、年収や公務員・大手企業縛りの街コンでした。(綾鷹風)値段は7,000円、まあまあ良い金額。そう思わへん?
時間は16時〜18時という、昼でも夜でもない時間帯。
とりあえず身分証明書は必須。街コンは見ていると、基本的に年齢制限があるみたい。サバを読ませないぞ、そんな決意を感じる。
この時点で、
なんて心配もしたり。
結局いりませんでしたが。完全なる自己申告性、街コンは性善説で成り立っているんですね。
高身長縛りだと、身長の測定器とかもあるのではなんて勘ぐっていました、ごめんなさい。
流れとしては、会場があるビルの1階に始まる20分前くらいに集合という感じ。いざ、そのビルに入ってみると、エントランスでスマホを見ている男女ばかり。
なんて、どこか上から目線で小馬鹿にしてみる。まぁ、しかし僕も完全に同じ立場なので正直何も言う資格はない。笑
そうして、エントランスで係の人に名前を告げる。身分証明書を見せる。そうして、会場に連れて行かれる。
入場までの流れは完全にカイジのエスポワール号と同じ。笑
男と女、総勢約70名の大乱闘スマッシュブラザーズ
会場に入ります。思っていたのとは少し違う。ムーディーな雰囲気もない完全なる貸し会議室。清潔で明るい空間にいっぱい机とイスがある。
まずは、ドリンクをもらい着座。そこから、順次たどり着いた人達から座っていきます。全員集合して、気付いたことには男と女が約35人くらいずついる。
結構多い。そして終ってみると、ほとんどの人のことを覚えていない。笑
あの会場で出会った人の顔と名前を一致させれている人がいたら、多分脳みその構造がどこかイっちゃってると思う。
明らかにバイトっぽい運営のスタッフの人から説明を受けてスタート。だいたい流れはこんな感じ。
- 男と女は、MAX3:3で一組。10分程度で、男が入れ替わっていく
短いサイクルで男女を交換し続け、とりあえず男女ともに全ての異性と話す機会を設けている - 食べ物は、ケータリングで1人につき小皿1つ
パサパサしててまずい、回転が速いので食べる暇はなし - 飲み物は基本的に、おかわり自由
いざ始まってみると怒濤です。初対面の人しかいない10分の合コンを、12・13セットぶっ続けで行う、まさにこれ。
アイスブレイクが過ぎるぜ。笑 徐々に打ち解ける間もなく次から次へと移動するわけですから。
昔テレビでよくお笑い芸人が言っていた「爪痕を残す」というフレーズ。首がもげるまでうなづけるくらいに気持ちがわかりました。
短い時間でウケないといけない、というか覚えてもらわないといけない。人数が多いと出会いも多いですが、自分が出会いだとカウントされる可能性も減る。人生は常にトレードオフ。
おまけに、
という情報が、遅れて最近やっと僕の耳にも入ってきていました。完全に無地の服を着ていたんです。見た目で覚えてもらうのも難しい。
しかも、開始してしばらくしてどこからともなくボイパが聞こえてくるではありませんか。
ふと見ると、離れたテーブルで男性がボイパをしている、しかもちょっとウケている。
と自分の中で、何かしらのパラダイムシフトが起きているのを感じる。
しかし、面白いもので、数セット目には慣れてくるもの。自己紹介をして、自分の仕事を言って、どこに住んでいますかなど当たり障りのない会話から始める。反復練習をしている気分。
所感ですが、男性はIT企業のSEが多くて、女性は医療関係の方が多かった印象。出会いが少ないのかな。
参加する女性はどんな人達なのかと危惧していましたが、変な人はほとんどいませんでした。可愛い人もチラホラいます。
男性に飢えている感じの人も少なく、「良い人がいれば」くらいの軽いスタンスの方が多かったですね。
まぁ、とにかく喋りました。心には、自分のトークの師匠千原ジュニア先生を胸に抱きながら。
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会社の会議での発言は少なめ、仕事での説明は嫌い。おまけに上司へのコミュニケーションをとるのも億劫。
しかし、プライベートではその反動からか、軽快なトークを畳み掛ける。内面から出る浅薄感が逆にニクい。
そんなゆとり世代を絵に書いた様なクソ野郎。そう、このオレ。笑
浅いコミュニケーションは最も得意とするところ。頑張りました、いっぱい喋りました。徐々にどの場でも手応えを掴み始めます。
おまけに、会場で関西弁の男は僕だけ。これも有利に働いた、方言って素敵やん!
SEの人が、趣味について聞かれて
って答えると、間髪入れずに
なんて、かなり失礼なことを言って、その日一番の笑いを生み出したりもした。
こうなってくると、街コンは楽しい。少なくとも、仕事よりも楽しい!笑
始まってみると、あっという間・・・
始まってみると、あっという間に終ってしまう。まさに線香花火、それが街コン。
時間になり、粛々と退場。
連絡先を交換した人のLINEなんぞを見てみるが、もう忘れかけている人もいる。「エビングハウスの忘却曲線」もびっくりの抜け具合。
と、男女ともに言っておきたい。
そう、僕らはその人の正面しか知らない。飼っているペットで見分けることなんてできない。
男は基本的に、3人1組でずっと行動し続けるので、終ってみると死地をともにした戦友の感覚なんですね。
意気投合して飲みに行くことになりました。すると、ちょうどそのタイミングで会話の弾んだ街コンに参加していた女性グループもいて一緒に飲みに行くことに。
さっきとはうってかわって、2時間腰を据えてみんなでおしゃべりすることができました。正直こっちの方が気を使わないし、楽しい。笑
みんな街コンでの、数打ちゃ当たるコミュニケーションに疲れていて、打ち上げ感覚でした。街コンで仲良くなって、その日のうちに2次会をするのは結構得策かもしれません。
新宿は以前にゴリゴリの宗教勧誘に合って好きじゃなくなくなっていたのですが、見直しました。エラいぞ、新宿!
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しかし、改めて考えてみますと、街コンってボロい商売だなと思ったり。
- 貸し会議室を2時間で約8万円
- スタッフ4人の人件費
準備も含めて3時間拘束、時給1,000円だとすると、計12,000円 - ケータリング・飲み物
まとめて2万円くらい
こう思うと、約11万円で開催できるわけです。
男は7,000円で35人、女は2,000円で35人。合計315,000円の売上げですから、これは美味しい!
街コンって上手いビジネスモデルだぜ。。。次に参加することがあれば、男女10対10くらいのに行こうと思います。
もっと深いコミュニケーションがとれるはず。タイプの女性がいないとツラいけど。笑
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 「出会い」は待っているだけでは訪れない
- 街コンは実は利益率の高いよくできたビジネスモデル
- 人数が多い街コンは好きなタイプもいる確率は上がるが、女性に覚えてもらえるかは別問題
総論としては、楽しかったですね。もとはとれた気がします。良い気分転換になりました。
初対面の異性に出会う様な場では、良くも悪くも自分の価値が分かってきます。男性としての値段、とでも言いましょうか。
初対面の人ばかりの場に足を踏み入れると、より客観的に自分を見つめ直せたりもするのでオススメです。
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ではでは!