仕事したいですか?いや、質問変えますね。今したい仕事をしていますか?
恥ずかしながら僕はNOなんです。会社でも与えられた仕事や、最低限こなさないといけない仕事はします。でも、それ以上しようという熱意は出てこない。逆立ちしても、やろうってならない。
今の仕事が自分のしたい仕事ではない。やる気や熱意が生まれない。勉強したり、極めようって思えない。あんまり成長しない。この繰り返し。デフレスパイラル。
やりたい仕事をしている人をつくづく羨ましく思ってしまう。それ以上に、自分がやりたい仕事を見つけてそれで食っていくなんて無理だ、そう諦めている自分にも腹が立つ。
そんな中、先日買った一冊の本。「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」、なんてかゆいところに手が届くタイトル。
僕は、そしてあなたは本当は何がしたいんでしょうか?
・今の仕事は、したくないけど無理矢理している仕事だ・・・
・自分が本当にしたいことを見つけたい!
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- したくない仕事を無理にする、これでは楽しくないし成長しない!
- 転職するにも、自分の「やりたいこと」を見つけておくべき!
- あなたの「やりたいこと」は、「大事なこと(価値観)」、「得意なこと(才能)」、「好きなもの(情熱)」から見つけることができる!
したくない仕事している人あるある
多くのサラリーマンは適正や興味と関係ない仕事をしている
まずは、僕の話から。したくない仕事を、自分を騙してしているサラリーマンの話。でも、きっとこんな人はたくさんいる。そんな気がする。
過去に書いた記事ともかぶる話なので、良かったらこちらも見て下さい。
僕が今いる部署はサラリーマンになるまで、ほとんど意識していなかった様な部署。もともと希望している部署ではありませんでした。
そうして、毎日仕事をしている中で、
仕事内容に興味が持てない。というか、この仕事おれに向いてない。
と常々感じちゃう。
業務内容とか正直どうでもいい。何かあれば文句しか言わない社員の為に頑張ろうって思えない。やりたいって言ってないのに、わけの分からないプロジェクトメンバーにしないでほしい。
会社の人事異動は絶対で、「この部署で働け!」と言われて、その部署の仕事を好きになれないと結構キツい。
したくない仕事を毎日していると消耗してきます。その結果、自分で最も良くないと感じるのは、どうでも良くなってしまうこと。
社内で異動したい部署は?
と聞かれても、
(いや、正直もうどこでもいい。というか働きたくない・・・)
と非常に消極的な考えになっちゃってるんです。したくない仕事をしていると、徐々に感覚が麻痺していると思うんです。そうして、自分が何をしたいかを考える気力さえも失われていくんです。
共感してもらえますか?
転職を視野に入れてみるものの・・・
(転用元:https://tv-rider.jp/column/3073)
そうして、真っ先に出てくる選択肢。極めてポピュラーな選択肢。そう、転職!
したくない仕事を朝から晩までする。興味はないけど、いつか興味が出てくるかもと自己暗示をして毎日パソコンを立ち上げる。その中で、
よっしゃ、転職してやろう!
って、あなたは思いつきます。僕もそうでした。笑
1年ほど前に転職サイトに登録。
名前知ってるし、とりえあず「doda」だ!深田恭子のCMも、見ていて気持ち良いし!という非常に安易な発想で、転職業者を選んだのも懐かしい。
転職エージェントにも会いました。「第二新卒」ブランドを使いたかったんです。笑
その中で、転職エージェントの方にされた質問。
どんな仕事をしたいですか?どんな状態になっていたいですか?
これすぐに答えられませんでした。自分の今の仕事や、今の会社、今の人間関係を脱出することに主眼を置いていたからです。本当にやりたいことがあったわけじゃないんだよね。
考えて、何とかひねり出しました。
今は金曜日の仕事終わりだけを楽しみにしてます。そんな状態を抜け出したいです。
完全に本心でしたが、答えにはなっていませんでした。笑
転職サイトを見ているばかりで、行動に移せない・・・
これもあるあるだと思います。転職サイトに登録して、求人はチェックする、でもチェックするだけ。笑
実際に、転職面接など受けません。見るだけ。僕も登録したのが1年前で、未だにどこの会社にも転職活動をしていない。
転職サイトに登録して、「これでいつでも他の会社に行ける」と安心し、会社のストレスを受け流せるようになった。これはあります。
でも、他のもっと大きい理由。自分がしたいこと、それがそもそも分かっていないということ。
僕はこれまで転職サイトを見る際に、こういった項目ばかりを見ていました。
- 会社の住所、勤務地
- 会社の規模
どうせ転職するなら、今よりも大きい会社がいいな - 福利厚生
社員寮があったり、住宅手当がいっぱい出るところがいいな - 年収
どうせ転職するなら、今よりも大きい会社がいいな
今になって思えば、会社のパッケージの部分ばかり見ていたんです。そんな審美眼で、ああでもない・こうでもないと嘆いていました。
最近になってやっと気付きました。そうじゃないなって。だって、僕の悩みは「したくない仕事」をしているということです。
年収が上がればそりゃ嬉しい、でも年収が低いからという理由で転職したいというわけではなかったはず。
僕は思いました。
自分のやりたいことをハッキリさせよう!そうしないと、どこに行っても満足できないんじゃないかな。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
- 作者:八木 仁平
- 発売日: 2020/05/28
- メディア: Kindle版
カラーバス効果なるものがありますが、やはり意識して生きていると違います。とある本に出会いました。
八木仁平さんの著書「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」、僕を助けて下さい。笑
もう迷いだらけの生活には戻らない!
自分探しを終わらせる自己理解の教科書 「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」 そんなエネルギーを持て余してしまっているあなたの人生が変わります。
「やりたいこと探し専門プログラム」を開発した著者が教える初めての本。 やりたいことは運命的に出会うものではなく、体系立てて論理的に見つけるもの。 やりたいことの見つけ方が3STEPで体系立てて理解できる、自己理解の教科書です。
どうですか、この紹介文。僕のかゆいところにドンズバです。笑
自分の本当にしたいことが分かるのであれば、この本一冊(税込1,540円)くらいなら安いもの。
図書館にあるかなと思ったのですが、何と予約が100件超。
読めるのいつになるねん!笑
そう思い、すぐに購入。結果的には、非常に良い買い物になりました。
この本は非常に内容が濃い。全部説明するのは難しいので、是非読んで下さい。安いです、本当の自分が分かると思えば。
この本の中でレクチャーされている、自分のやりたいことを探す方法に絞って記事を書いていきます。
やりたいことを探すのには、3つの判断軸が必要だ!
やりたいことを探すのには、3つの判断軸が必要です。
- 大事なこと(価値観)
- 得意なこと(才能)
- 好きなこと(情熱)
この3つを全て満たすものこそ、正にあなたの「やりたいこと」に他ならないと。これを見つけていきましょう。探す順番は、この順番で探して行くのがベターとのこと。
大事なこと(価値観)
まずは、「大事なこと」。これは行動ではなく、状態を指しています。例えば、
- 自由に生きたい
- 人に優しく生きたい
- 安心して生きたい
- 穏やかに生きたい
- 熱中して生きたい
などなど。この価値観が定まって、まず方向性が見えてくる。
「仕事こそが人生だ!」という価値観の人は、残業だらけでもどんと来いでしょう。しかし、「家族と仲良く生きたい」みたいな価値観の人であれば、やりたい仕事であっても家族との時間を大切にしたいはず。
この様に、まずは自分の大事にしている価値観をまずはしっかりと把握しましょう。
「何のために、働くのか?」という質問に対しての答えが「大事なこと」です。
と本には書かれていました。この「大事なこと」が見つかると、大きなメリットがあります。
それは、「人生の目的」と「仕事の目的」が分かるということ。「大事なこと」が自分の内側に向くと、それは人生の目的に。「大事なこと」が他人や社会などの外側に向けば、それは仕事の目的に。
作者の八木さんは、
- 人生の目的:夢中に生きたい
- 仕事の目的:夢中に生きる人を増やしたい
と定めていました。良いお手本!
得意なこと(才能)
「得意なこと」とは、「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと」のことです。
自然とできてしまうので、「才能」と言われるやつですね。「得意なこと」の特徴は以下。
- やっていて心地良い
- 頑張らなくても無意識にやっている
- ストレスが無いので夢中になりやすい
- やっていると自分でいられる感覚がある
- 仕事でなくても普段からやっている
- 他の人に対して、「何でこんなことができないの?」と思う
ここで、一つはまりやすい落とし穴が。それは、「スキル・知識」は別物ということ。
これを混同しちゃうのはNG。「得意なもの」は先天的、「スキル・知識」は後天的な、似ているようで微妙に違う。
「スキル・知識」は特定の仕事でのみ、活用可能なものなんですね。「英語が話せる」、「プログラミングができる」、「◯◯の資格を持っている」とか。
一度身に付けたスキルや知識に依存して、人生の自由度を下げてしまう人もいるのだそう。これは耳が痛い話。ついつい、自分の持っている武器を使える環境ばかりを探してしまうんですよね。
人生を充実させる手段だった「知識・スキル」。この「知識・スキル」を活かすことを目標にしてしまっては本末転倒なんです。
好きなこと(情熱)
「好きなこと」とは「自分の情熱がある分野」のことです。
多分コレが一番分かりやすいのではないでしょうか。勉強分野、ファッション、車、ロボット、医療、デザイン、マーケティングなどなど。
特徴としては、以下。
- 興味があってもっと知りたいと感じる
- 関わるだけで面白いので、「これが本当に仕事で良いの?」と感じる
- 「なんで?」、「どうすれば?」の様な問いが湧いてくる
(例:なんでロボットは動くの?)
あなたの「やりたいこと」は、価値観と才能と情熱のかけ算で決まる!
「やりたいこと」とは、「好きなこと」を、「得意なやり方」で、「価値観に沿って」行うこと。こう考えるとかなりシンプル。
やりたいことは、「何を」×「どうする」かで決まります。「何を」が好きなもので、「どうする」が得意なもの。
- 何を(好きなもの):ファッション
- どうする(得意なもの):物作りをする
- 何を×どうする:ファッション関連の物作りをする
とこんな感じ。
多くの人は「何を」ばかりを考えるので失敗するのだそう。「食べ物が好きだから食品会社!」、「本が好きだから、書店で働こう!」といきなり進めるのはダメ。
食べ物や本の「何が」にあたる部分が好きでも、「どうする」にあたる食品会社や書店の業務内容が好きとは限りません。
「やりたいこと」を考えるときは、具体的な仕事内容が自分にあっているのかまで考えるの大事。
また、他のアドバイスとしては、「やりたいこと」と「なりたいもの(職業)」は違うということ。
「YouTuberになりたい」ではないんです。「企画」、「撮影」、「動画編集」が好きだから、結果的に「YouTuberになりたい」 であるべき。
それに職業を先に決めてしまうと、その後の選択肢が限定されてしまいます。「お笑い芸人になりたい!」と「人を笑わせる仕事をしたい」は似て非なるもの。
職業や会社、ブログやYouTubeやSNSなどはあくまでツールです。「やりたいこと」を決めて、それを達成する為のツールに過ぎないんです。
試しに、実践してみました!
さて、僕もこの3つの判断軸に自分を照らしあわせていこうと思います。
過去に「なぜ生きるのか」をテーマに記事を書きました。ここで、出した結論は「楽しむ」ため、「学ぶため」でした。これを、今回の価値観に持ってこようと思います。
まとめるとこんな感じ。
- 大事なこと(価値観)
楽しむこと(人を楽しませること)、学べること(人の学びに役立つこと) - 得意なこと(才能)
文章を書くこと、計算をすること、インプットをすること(興味のある分野に限るけれど笑)、人に説明・レクチャーすること - 好きなこと(情熱)
映画、音楽、日本語ラップ、ファッション、本、ブログ
この3つをかけ算します。
「自分の好きなものについて、文章を書いて(レクチャーをして)、人を楽しませる・学ばせる」とかになるのでしょうか。そう考えると、ブログはうってつけかもしれません。
満足のいくPV数ではまだまだないですが、こないだちょうど300記事目を書きました。「文章を書く」ということは得意だと言わせてほしい。
あとは、これらを達成する手段として「雑誌の編集者」などもあるかもしれません。
目の前が少し晴れやかになってきた気が。ありがとう八木さん!
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
- したくない仕事を無理にする、これでは楽しくないし成長しない!
- 転職するにも、自分の「やりたいこと」を見つけておくべき!
- あなたの「やりたいこと」は、「大事なこと(価値観)」、「得意なこと(才能)」、「好きなもの(情熱)」から見つけることができる!
僕と同じ様に、したくない仕事をして消耗しているかもしれないあなた。金曜日の夜を心待ちにして、月曜日の朝を呪っている全てのサラリーマンの方々。
全員に幸あれ!!
ではでは!